電動エアブラシRAYWOOD δ(デルタ) RW-084で飛ばし塗装(飛沫塗装)する方法を解説します!

ちょっと前に、ポータブルの電動エアブラシを購入してルアーの塗装に使っておりました。

RAYWOOD δ(デルタ) RW-084という機種です。

今日は、最近導入したエアブラシのレビュー記事です。 今まで、ルアーの塗装は、主にスプレー塗装とガイアノーツの『イージーペインター』を使...

しばらく使って、色々試した結果、管釣り用のルアーで多用されてる飛ばし塗装ができることに気づいたので、飛ばし塗装のやり方について解説したいと思います。

私は正直なところ、塗装の素人ですので、不正確な点も多々あるかもしれませんが、同じような初心者の方の参考になれば幸いです。

飛ばし塗装(飛沫塗装)とは

飛ばし塗装とは、写真のような飛沫を飛ばしたような塗装のことです。

主に管釣り用のルアーで多用されている塗装で、飛沫の加減でベースの色の見え方を変えることができるので、アピール力の調整ができたり、ペレットカラーなどを再現することができます。

飛ばし塗装の原理

飛ばし塗装のやり方を一言で言うと、『エアの吐出量を少なくして、塗料の粒径を大きくする』です。

どういうことかと言うと、エアの吐出量をあげて勢いよく吹くと、空気の勢いで粒径の小さい霧状の塗料となり、きめ細やかな塗装面が得られます。

逆にエアの吐出量を下げていくと、塗料を吹き出す勢いが落ちて、だんだん塗料の粒径が大きなザラっとした荒い塗装面に変化していきます。

さらにエアの吐出量を下げると、塗料の粒径が大きくなって小さな飛沫がエアブラシから吹き出すようになり、飛ばし塗装となるわけです。

この写真がこのエアブラシで飛ばし塗装を使って塗装したルアーです。

エアブラシのエア調整方法

それでは、具体的なエアの吐出量の調整方法です。

このエアブラシRW-084には、エアの吐出量を調整する機構が備わっています。

写真中央のエアブラシ本体のカップの下にある調節ネジがそれです。

これを開け閉めすることで、エアの吐出量を調整できます。

ネジを全閉から2回転くらい回すと全開になるので、その間で調整する形になります。

つまり電動のポータブルエアブラシで飛ばし塗装をしたい場合は、このエアの吐出量を調整する機構がついているものを購入する必要があります。

塗装の手順

カップに塗料を入れます。

塗装はミスターカラーとガイアカラーを使っています。

濃度はエアブラシで使用する際の標準的な割合である、塗料:薄め液を1:1で配合しています。

エアの調整ネジを全閉から、2回転ほど開いて前開にしてから、だんだんネジを絞っていきます。

最初は、塗料を吹くと霧状のきめ細やかな塗装面となりますが、エアの吐出量を絞っていくとだんだん塗料の粒径の大きな荒い塗装面になっていき、さらに絞ると飛ばし塗装ができるようになります。

飛ばし塗装できるくらいまで、エアを絞ると、塗料が霧状にスプレーされる状態から、塗料の粒がエアブラシからぽたぽたと飛び出てくるような感じになります。

また、エアの吐出量の絞り加減によって、写真のように飛ばし塗装の塗料の粒径も調整できます。

右のほうが粒径が大きく、左は小さいですね。よりネジを閉めた方が粒径が大きくなります。

注意点としてネジの調整が、すごくシビアでちょっとネジを回すと大きく変わってしまうので慣れが必要かと思います。

それと、このエアブラシで塗料を連続で飛ばし塗装で吹き続けるとだんだん粒径が大きくなってくるので、粒径をそろえたい場合は途中で一旦ボタンを離して吹くのをやめて、また再開すると、粒径が元に戻るので、うまくきれいな飛ばし塗装が出来ます。

まとめ

ポータブルの電動エアブラシRAYWOOD δ(デルタ) RW-084を使った飛ばし塗装(飛沫塗装)の方法について解説してみました。

少し慣れが必要ですが、比較的容易に塗装することが出来ると思いますので、このエアブラシをお持ちの方は是非試してみてください。

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