チヌ落とし込み釣りでイガイを使用するときの針について語ってみる

チヌ落とし込みの世界というのは、非常に奥が深いというか、みなさん色々こだわりがあり、目印仕掛けしかり針しかりかなりのこだわりを持っている方が多いですね。

かくいう私はそこまでこだわりはないと思っておるのですが笑、一応それっぽく針を使い分けてみたりしている訳なんです。

今回は、イガイを使用する際の自分の使用している針について、あまり参考にならないとは思いますが紹介してみたいと思います。

その1 がまかつ 伊勢尼

言わずと知れた、超定番の針ですね。

目印仕掛けのスライダー釣法では、一番知られている針じゃないでしょうか。

針の形がイガイに内蔵するのに適しており、特に糸オモリを巻いた内オモリで使いやすいと感じています。

また、軸の太さも適度で内オモリで使用する場合でも、フォール姿勢が良いと思います。

信頼のガマカツの針なだけあり、強度や鋭さや鈍りにくさなど全く問題なく使いやすいです。

イガイも一枚貝、団子もいけますしイガイだけでなく、カニでも使用できるので汎用性も高いのも良いですね。

とりあえず針を1種類選べと言われたら伊勢尼を選ぶと思います。

4号~9号を一通り所持して、エサの大きさなどで使い分けております。

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その2 がまかつ マイクロイガイ

正直この針は、使う必要が無ければあまり使いたくない針です。

特徴として、針のサイズが0.8、1号、2号と小さな針のみラインナップされており、その名のとおりマイクロな小型イガイ用の針です。

私は、クラブなどに所属しておらず釣れているところの情報なども持っていないので、地元で釣りをする場合は、休日のメジャーポイントでたくさんの人に混じりチヌを釣ることが多いです。

そうすると、チヌが人的プレッシャーにさらされ、活性が低く難易度が高い状態での釣りを強いられることが多くなります。

そういう難易度が高い状況で、渋くかつ数少ない当たりを確実に獲るためにこの針を使用しております。

なので、当然関西遠征時などの普通に釣れる状況では、激渋の状況ではない限りほとんど使いません。使わなくても釣れるので。

具体的に言うと、ハイプレッシャーにより、小さなイガイをチヌが好んで食べるパターンになった時に使用します。

ハイプレッシャーの時でも大きなイガイや団子で食うときがありますので、その場合は他の針を使います。

団子を落とすと小さなイガイ一つだけつぶされていて針掛かりしないとかそんな時が出番です。

この針は小型のイガイでも、針オモリを内蔵させやすく、バランスを保ちしっかりと際をキープしつつフォールさせることができます。

また、特筆すべき点として、針のイガイからの抜けが非常に良く、圧倒的なフッキング性能を誇るため、渋~い状況でも皮一枚で掛けてくれることがあるのも良い点ですね。

しかし、当然のことながら、小さなイガイを使用するためには、ハリスを細くしたり仕掛けのセッティングもちょっと工夫したり、際をキープするには目印仕掛けの操作を繊細にする必要があるなど、そもそも操作性が大きなイガイに比べて劣るというデメリットがあるため、使い方や使いどころを間違えると全然だめだったということになりかねない針だと思います。

また、細軸なため無理なやり取りをすると変形してしまうということもあり、バラシやすいとも言えます。

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その3 ササメ カン付グレ

この針の最大の特徴は、管付き針なので、ユニノットで結ぶことでハリスの結束が非常に簡単で短時間で強度をしっかり出しつつ結ぶことができるという点です。

私は、長くルアーをやっているため、ユニノットなら目をつぶっても結べることから、現場での針の交換が非常に容易かつ短時間でできます。

また、管付き針は、あらかじめ糸オモリを巻いた状態にしておいても、簡単に糸が結べるので針の交換時間をさらに短縮することができます。

針の形状もグレバリは、イガイに内蔵するのに向いた形状であるため、目印での釣りでも相性が良く伊勢尼同様使いやすい針であると言えます。

カン付チヌ針と異なり管の角度が90度ずれており、イガイの中に入れる際に結び目が貝殻に当たりにくく、強度が落ちにくいです。

さらに、管の手前までめいっぱいおもりを負けるので、流れが強いときに、同じサイズの通常の針よりおもりをたくさん巻くことができるのも良いです。

高活性時に手返し良く数を釣りたい時に非常に重宝する針です。

ただし、カン付き針はユニノットで結ぶと針の軸とハリスがまっすぐにならないため、針掛かりが通常の針と比較すると悪くなると言われているため、食いが渋いときは通常の針が良いと思います。

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また、フッ素樹脂でコーティングされたバージョンも存在するため、最近はこちらを多用するようになりました。

フッ素樹脂でコーティングされていることで、刺さりが良くなるため、初期掛かり性能が向上していると考えて使っています。

【参考記事】

ここ数年、色々な魚種で採用されかなり広まってきた感のある針のフッ素樹脂コーティング。 ルアー釣りでは、かなり前から使い始めていましたが...

針の持ち運びについて

私は針の持ち運びについては、プラスチックのケース等に入れずに袋のまま持ち運ぶこととしています。

理由としては、落とし込み釣りは常に歩いて移動しながらの釣りであるため、プラスチックのケースで針を持ち運ぶと、移動時に揺れて針がケースと擦れて針先がなまってしまう危険性を回避するためです。

まあ、そんなに簡単に針先がなまるとは思えませんが、念には念を入れてという意味でこのようなことをしております。

やはり釣りで一番大事なのは、「針の鋭さが維持できているか?」ですからね。

その場合、袋をばらばらと持ち運ぶのは面倒なので、フックの種類ごとに各サイズを100均で売っているリングでまとめてベストに収納しております。

まとめ

今回は、自分の使用しているフックについて語ってみました。

「伊勢尼」を基本として、低活性時に「マイクロイガイ」、高活性時の数釣りに「カン付グレ」を使用しています。

一番大事なのは、「常に針先をチェックする」ことなのは言うまでもないですが、何故かはわかりませんが、ばらしにくいとかフッキング率が良かったりなど「自分に合った針」というのがあったりします。

色々購入して試してみつつ自分に合った針を探したり、状況に応じた使い分けというのを模索したりというのもまた釣りの楽しみの一つだと思います。

皆さんも「自分だけの針」見つけてみませんか?

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