電動エアブラシRAYWOOD δ(デルタ) RW-084をルアー塗装に使用したのでレビューしてみる!

今日は、最近導入したエアブラシのレビュー記事です。

今まで、ルアーの塗装は、主にスプレー塗装とガイアノーツの『イージーペインター』を使用して塗装しておりました。

べた塗りと簡単なグラデーション塗装レベルですと、問題なく塗装できるため、初心者がとりあえずルアーを塗装したい!って場合には安価なこともありおススメの方法です。

ルアー塗装にオススメの「イージーペインター」 非常に簡単かつ安価である程度クオリティの高い塗装が可能ということで、これはぜひ購入しなくてはと思い、早速購入して試してみましたので使用感などを紹介させていただきます。

とはいえ、使い込んでいくと細かな塗装ができない点が、塗装に慣れてくるとだんだん物足りなくなってきておりました。

しかし、賃貸に住んでいることもあり、部屋も狭く換気も面倒なため、エアブラシの購入までは至っておりませんでした。

どうしたものかと悩んでいたところ、最近はバッテリー一体型の電動エアブラシが1万円を切る低価格で多数販売されているのを知り、これなら賃貸のベランダでも使えるということで、今回購入に踏み切ったわけです。

ということで、前置きが長くなりましたが、電動エアブラシ『RAYWOOD δ(デルタ) RW-084』を購入してしばらく使ってみたのでレビューしてみます。

電動エアブラシRAYWOOD δ(デルタ) RW-084

私が購入したエアブラシは、電動エアブラシ RW-084です。

カラーは黒を選びました。

価格は8500円程度。非常に安価です。

派手でなく落ち着いた感じのデザインで安っぽくなく、しっくりきますね。

ハンドピースとバッテリー内蔵のコンプレッサーの2つで構成されており、これだけで塗装ができるポータブル電動エアブラシです。

付属品

ハンドピースとコンプレッサー以外に以下の付属品がセットになっています。

塗料カップ(大40cc、小20cc)、0.3mmノズル(予備)、ミニレンチ、スポイト、クリーナーセット、充電用USBケーブル

塗装から洗浄などのメンテナンスまでこれだけで一通りこなせます。

私は、これに加えて『RAYWOOD クリーナーボトル』を追加購入しました。

溶剤を垂れ流しながら洗浄すると、周囲に匂いが漂いますので、ボトルの中に吹き付けて洗浄する『吹き洗い』をしてます。

電源

USB給電で充電でき、単体ですと約1時間の充電で30分ほど使用できました。

賃貸でベランダで塗装するには『ポータブルであること』と『使用時間が必要十分であること』は重要な要素。

コードレスで必ずしも使う必要はなく、コンセントから給電しつつ使用することもできます。

私は、携帯性を重視して、スマホ用のポータブルバッテリーをつなげて使っております。

これなら、コンセントまでコードを伸ばさなくてもベランダで取り回し良く扱うことが出来ますし、使用時間の延長も図られるので非常に便利と思います。

私は概ね1回の塗装で、最大でも小型ルアー20個程度しか塗装しないので、ポータブルバッテリーをセットすれば、休み休みで正味1時間以上可動させても問題なく動作し続けたため、バッテリー残量を気にせず塗装を完了することができます。

大型のルアーを10本以上とかプラモデルなどの塗装面積が大きいものだと、ちょっと辛いかもしれないですね。

その場合は、ちゃんとしたエアブラシが必要と思います。

自分の使い方では必要十分な性能という感じ。

ハンドピースの性能

ハンドピースの操作方法は、『ダブルアクション』方式を採用しています。

トリガー部分を押すと、エアーが噴射され、離すと止まります。

トリガーを押したまま後ろに引くと、塗料が噴射されます。

物によっては、エアーが出っぱなしの機種などもあるそうで、このダブルアクションの機能がある電動エアブラシの方が、トリガーを操作したときだけエアーが出せるため、使いやすいことは言うまでもありませんね。

また、この機種はカップの下側にエアーの調整ネジにより、エアーの出る強さを若干ですが、調整することが出来るため、べた塗りだけでなく、ある程度細かなグラデーション塗装などにも対応しております。

当然、高性能なコンプレッサーが付属しているエアブラシにはかないませんが、後述する塗装したルアーを見ていただければわかりますがスプレーと比較するとかなり繊細な塗装ができるものになっています。

重量

コンプレッサー :230g

ハンドピース :83g

合計で、313gとなっており若干の重量はあります。

長時間の使用であれば、気になると思います。

私は、混色や塗装、洗浄含めて全体で1時間~2時間程度の作業時間でしたが、そこまで重さのせいで使いにくいということや、腕が疲れてくるといったことは感じませんでした。

この辺は女性の方であったり、腕力によって違いはあると思いますが、私は決して腕力のある方でないですが、問題とは感じませんでした。

塗装性能

さて、一番重要な塗装に関する性能になります。

条件として、おおむね料と薄め液は1:1程度に薄めて塗装しております。

いくつかの自作ルアーを使って、『べた塗り』とグラデーション塗装をやってみました。

べた塗り

クリアーレッドと蛍光ピンクでべた塗り塗装。

エアーは全開で、塗装の基本ですが少しずつ重ね塗りしていきました。

単純なべた塗であれば、非常にきれいに塗装できると感じました。

スプレーより簡単にきれいな塗膜を得ることができますね。

イージーペインターでも同じくらいのレベルのベタ塗り塗装はできます。

ただし、エア缶の圧が使ううちに落ちて連続使用ができないのが難点ですね。

結論としては、べた塗だけなら、このレベルのエアブラシで十分です。

また、この写真のルアーのクリアーレッドの黒飛沫はスプレーで塗装しておりますが、試行錯誤した結果、飛沫塗装も可能なことが分かったので、別途記事にしておりますので良ろしければご確認ください。

ちょっと前に、ポータブルの電動エアブラシを購入してルアーの塗装に使っておりました。 RAYWOOD δ(デルタ) RW-084という機...

グラデーション

グラデーション塗装してみたものがこちら。

シーバス用のルアーですが、この程度のグラデーション塗装であれば、全く問題なし。

目の周りの細かな塗装も簡単にできました。

次にこれは管理釣り場用のルアーですが、背中側と腹側にそれぞれカラーをグラデーション塗装しております。

ボディの太さが7mm程度の細いルアーである程度の細吹きが必要でしたが、エアーの強さを調整することできれいに細吹きをすることが出来ました。

ただし、エアーの強さの調整がシビアで慣れるまで少し難しかったです。

ネジが1回転チョイ位で全閉から全開になるので、少し調整ネジを回すと一気にエアが出るようになるので、慣れるまでコツがいりますね。

塗料の濃さとかでも、調整を変える必要があるんですが、何度か調整してうまく吹けるセッティングを探す感じで、慣れたらまあそんなに難しいものではないかなと思います。

あと、吹き始めに塗料の粒の大きさが一定しないというか、たまに風量が変動することがあるような感じじ。

細かい塗装が必要になる部分は、いきなり塗料を吹き付けず、様子を見ながら慎重に塗装する形で対応すれば問題ありませんでした。

まあ値段を考えれば許容範囲だと思いますし、スプレーで塗装するよりははるかに高レベルな塗装が可能なので、総じてこの値段でこの価格でしたら、十分使える性能のエアブラシだ!と私は感じました。

まとめ

電動エアブラシ『RAYWOOD δ(デルタ) RW-084』をルアーの塗装に使ってみたので、レビューしてみました。

『塗装初心者がとりあえずエアブラシを使ってみたい』、『本格的なエアブラシのセットを購入する余裕がない』、『設置するスペースがない』、『換気の関係で庭やベランダで塗装しなければならない』こんな方には非常におススメできるエアブラシだと思います。

ルアーの塗装もこれひとつである程度のことができるので、ハンドメイドルアーに挑戦したい方や市販ルアーの自塗りにチャレンジしたい人は検討する価値がありですね。

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