3Dプリンターで作った管釣りルアーシリーズ。
今回は、小型スローシンキングクランク、『スリクラ28DRSS』です。
同じ形状でフローティングタイプとスローシンキングタイプの2種を製作しているのが特徴。
モデリング
もともと、twitterで『こんなクランク作ってほしい!って人いませんか?』という募集をしたところ、『小粒のSSクランクがほしい』というお話をいただきましたので作ったクランクです。
省力化のため、元々35mmサイズのクランクとして設計していた没モデルのボディを流用し、サイズダウンさせたうえ内部構造とリップを付け足しています。
リップは、ちょっと変わった形状のオフセットリップを採用しています。
ぶっちゃけ言うと、D社のロー○ングク○ンクjrのリップ形状を参考に作成しています。
アクションは、依頼主からのタイト系のアクションでということで弱めのアクションなるよう設計。
参考にしたルアーと違ってロールは弱めでウォブ強め。この辺はウェイトの位置でどうにでもなりますね。
内部構造は、ウェイトの径がフローティングとシンキングで変わるので、それに合わせて微妙に変更を加えており、ボディは別物、リップは共通にしてあります。
2フック仕様です。
組立て
組み立てたモデルがこちら。
このサイズになると、一切表面処理をしていないお手軽組立てなのもあり、塗装してもちょっと粗が目立つというか、安物3Dプリンターの限界が見える作りになっています。
きれいに作るにこしたことはないですが、いくらきれいに作れたとしても、作るのに毎日作業して一ヶ月とかは普通のサラリーマンには無理です。
ルアー作りを釣り自体より優先するのも本末転倒ですし。
忙しい社会人でも、平日にパパッと作って、1週間後には釣り場に持って行けるっていうのは3Dプリンターならではの利点ですね。
と一応言い訳してみる笑
スイムテスト
SSクランクのスイムテストがこちら。
フォール速度はゆっくりめでタイト系のウォブリングアクションで小気味良くスローでアクションします。
フローティングタイプのスイムテストがこちら
こちらは、SSタイプよりすこし強めのアクション。ウォブリングがSSより大きめです。
まとめ
管釣り用小型SSクランクを紹介させていただきました。
いろんなタイプのプラグを自作して、いつかは管釣り用のプラグをフルラインナップ揃えて、一日のプラグの釣りを自作ルアーだけで組み立てたいですね。
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