今週末の3Dプリンター大会に向けて、鋭意準備中で非常に忙しい状況です。
こんな感じに色を塗ったり着々と準備を進めております。
前回、管釣り用のハイフローティングミノーの製作記事を書きました。
実は良いセッティングを探して試作を繰り返していましたが、結果があまり芳しくなく。
一応動くことは動くのですが、ちょっと微妙な性能になってしまいなかなかうまくいきません。
なぜうまくいかないかをいろいろ探ってみたところ、理由はズバリ、ツーフック仕様であることでした。
ためしにワンフックに変更してみると、アクションが改善されたため、ワンフック仕様のものを一から再度モデリングしました。
ツーフックは難易度が高いので、もう少しノウハウを得てから再チャレンジします。
ザッガーやスティルがワンフック仕様なのを納得した次第でした。
ダブルクラッチはツーフック仕様ですが、もともとハイフローティング仕様を意図して作られたのか、調整が素晴らしく良くできているっていうことでしょうか。
3Dモデル
ワンフック仕様のミノーをモデリングにしました。
あの有名ルアーのコピーです( ´∀`;)
フロントフックがなくなったことによりバランスが変わったので、結局ボディを再度モデリングし直しました。
フックがなくなった分、重量が減ってしまっていますので、浮力が高くなりすぎています。
浮力を減らして、浮上のスピードを落とすためにボディをかなりスリム化しました。
ボディをスリムにするとそのままでは重量が減ってしまいます。
重量が減ると、飛距離が落ちますので、浮力を減らすと同時に内部の重量を増加させて丁度良い塩梅のところに調整しました。
ウェイトを前部にひとつ入れて、内部構造により重量を確保しつつ、かつアクションに影響を与えないように調整しました。
前部に機構が集約されており、モデリングが大変でした。
このサイズになると、位置を0.5mm変えるだけでダメになってしまうことがあり大変です。
リップについても、サーキットボードをやめて、別パーツで出力しました。
今まではサーキットボードリップを使うことがほとんどでしたが、サーキットボードの方が良い場合もあるし、3Dプリンターでリップを作った方が良い場合もあり、試行錯誤をしております。
今回は3Dプリンター出力としました。
部品の組み立て方式については、以前製作したミノーの構造を採用しています。
リアフックアイにエイトカンを使用しておりますが、極小のエイトカンがヒートンに比べて軽量なため、アクションが良くなり、バランスをとるのがずいぶんと楽になりました。
実は昔、ヒートン仕様で試作をしていたのですが、ちゃんとしたアクションのルアーにならず断念していまして、エイトカンの性能に助けられています。
ひとつの部品でここまで変わってしまうとは思っていませんでしたね。
まとめ
管釣り用ハイフローティングミノーのワンフックバージョンの製作記事でした。
こういうピーキーな性能のルアーを作ると、ルアーメーカーの凄さがわかりますね。
適当に作っている素人なので、なかなかうまくいかないことが多いですが、少しずつ改善して良いものを作っていきたいと思っております。