3Dプリンターの管理釣り場用ルアーの製作の過程を紹介します。
製作の方法は、ネットで先輩方が試行錯誤されているのを参考にしておりますので私オリジナルではありませんのであしからず。
3DCADでボディーを製作
まず、3DCADでのモデリングが容易なミノーから製作することにしました。
3DCADは、FUSION360というソフトを使用。
なんとこれ無料で使えるソフトで、ルアー製作に必要十分な機能を備えているんです。
3DCADでしこしこモデリングすること数時間・・・
できました!ここまで3時間くらいですかね。
3Dプリンターで出力。
尻に台に固定するためのプレートを付けて、縦にして、一括出力します。
1時間弱で出力完了。
このデータを3Dプリンターで出力するとこんな感じになりました。
組立て
ラインアイは、ステンレス針金を曲げ加工したもの、フックアイは市販のヒートンを使用します。
ウェイトは、とりあえず無しの状態で出力。
リップも3Dプリンターの出力品です。
ボディ下のプレートをニッパーなどで取り除き、取り除いた箇所の凸凹をリューターでならします。
ヒートン穴が出力したままだとつぶれて若干狭くなっているので、ピンバイスで既定の径になるよう穴あけします。
リップとラインアイ、ヒートンを2液式のエポキシボンドで固定します。
これで組立完了です。
ウェイト調整
組み立てが完了したら風呂場で、スイムテストします。
その際、オモリを仮で取り付け、ウェイト位置と重量を調整します。
スイムテストの結果から、ウェイト穴を追加して出力します。
ウェイトは、外付け方式としました。
ウェイト穴も例によって、若干歪んで出力されるので、ドリルで既定の径まで広げます。
ウェイトの固定は、エポキシ接着材で行います。
組立が完了したら、浸水防止のため、ハンドメイドルアー製作用のセルロースセメントに3回どぶ漬けします。
完成
塗装しないなら、これで完成。
塗装する場合は、この後塗装します。
こんな感じの流れでルアーを作成していきました。
簡単!・・・とまでは、いかないとは思いますが、木を削って、ルアーを作るよりはるかに手間なく、短期間でルアーが作れると思います。
今回は、4日間ほどでちゃんと泳ぐ(釣れるかはわかりませんが)ルアーが作れました。
次回は、管釣り用クランクの製作過程を紹介します。
今回のルアーで使用しているヒートンです。
安物は、ねじ込んでいると、ねじ切れてしまうことがあるので、このヒートンはちょっとお高いですが、強度もありおすすめです。
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ウェイトは、タングステンウェイトを使用してます。
鉛でもステンレスでもなんでもよいと思いますので、自分のルアーにあったものを使用すると良いと思います。
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