管理釣り場で初心者向けにスプーンのカラーセレクトについて解説する!

管理釣り場で使用するメインのルアーであるスプーン。

何回か、管理釣り場に通うと、同じスプーンを使っていても、色の違いで、釣果に差がついてしまうという経験をし、スプーンのカラーバリエーションを増やしていく必要性を実感してくると思います。

しかし、釣具屋へ行くと、色とりどりのスプーンが並べられており、初心者にとっては、どの色を買ってよいかわからないもの。

いくらスプーンが一個400円程度と安価でも、いくつも買えば、塵も積もればなんとやらで、かなりの高額になってしまいますしね。

やみくもに買っても、釣果につながらずに無駄に予算を消費することになりますし、実力の向上にもつながりません。

今回は、管釣り初心者向けに、スプーンのカラーセレクトについて解説します。

スプーンのカラーについて

スプーンのカラーをおおまかに主に3つのグループに分けて考えていきます。

本当は、もうちょっと細かく分けると良いですが、最初はこれくらいで良いと思います。

・地味系

・派手系

・色物系

まず、基本となるのが、その3種類を一つずつ、持っておくというのを覚えておくと良いと思います。

これらのカラーを組み合わせた表裏別色のカラーもありますが、今回は割愛します。

カラーその1 地味系

これは、深緑や茶色、黒、カラシなどの地味なカラーのグループです。

水の色や水底の色に近いカラーですね。

また、魚は放流されるまでは、餌のペレットを食べており、このペレットの模したようなカラーのスプーンもあり、これも地味系に含まれます。

カラーその2 派手系

黄色やオレンジ、ピンク、白等の派手なカラーのグループです。

蛍光色や夜光色のスプーンなんかも派手系ですね。

カラーその3 光物系

赤金やオレ金、青銀や緑銀などのゴールドやシルバーをベースにした色で、水中でキラキラと光ってアピールするスプーンです。魚の鱗のキラメキを模している訳ですね。

カラーセレクト

上述した通り、基本となるのは、3種類のスプーンを一つずつ持っておくということになります。

以前の初心者向けの記事では、スプーンについては、重め(2.0~2.5g)と軽め(1.2~1.8g)の二種類を用意すると良いと解説しています。

【参考記事】

管理釣り場の釣りをいざ始めようと思っても、釣具屋に行けば、物凄い種類のルアーがあり、どれを購入すれば良いのか分からなかったなんてこともあるんじゃないでしょうか。 今回は、管理釣り場初心者向けのスプーンの選び方について紹介していきたいと思います。

なので、初心者の方は、まず、重めと軽めのスプーンをそれぞれ1種類ずつ選んで、その選んだスプーンで数種のカラーをそろえると良いと思います。

同じスプーンでカラーをそろえた方が、その時のカラーの良しあしというのが、はっきりわかりますので。

重めと軽め1種類ずつ、3グループのカラーを一つずつ持っておくとすると、6枚のスプーンが最低限必要となります。

これと、後述しますが、釣行する管理釣り場によって、よく釣れるカラーというのが、異なりますので、それを加味して必要に応じて、カラーを追加していくことになります。

カラーの使い分けについて

カラーの使い分けですが、放流の時と通常の時で考え方が異なりますので、分けて考えましょう。

放流時

まず、一番活性の高い放流時については、放流用の光物、特に赤金やオレ金なんかを使用します。

最初は、アピールの高い赤金、オレ金を投入し、活性が下がってきたら、青銀、緑銀を投入し、と光物系をローテして、さらに下がってきたら、派手系の蛍光色なんかに換えるというのが一般的なセオリーです。

赤金もしくはオレ金を一つ用意しつつ、余裕があるなら、青銀を用意しておくと良いです。

青銀は放流以外の状況でも幅広く使えるので一つあると非常に役立ちます。

【参考記事】

管理釣り場で、放流タイムは、釣果を伸ばすチャンスタイムであり、ここでしっかり釣ることが初心者にとって、結構重要だったりします。 今回は、自分が良く使用している放流用のスプーンを紹介しようと思います。

通常時

基本的な考え方としては、それぞれの状況の違いにより、適したカラーがありますので、通っている釣り場に応じたカラーをそろえると良いと思います。

水質の違いによる使い分け

釣り場により、池の水質が異なります。クリアーな水質だったり、逆にマッディーと呼ばれる濁った水質の釣り場など場所によって大きく違います。

基本的には、マッディーな水質の場合は、魚からルアーが見えにくいため、派手系のスプーンや青銀などの光物がなどのアピールが強いスプーンの反応が良くなります。

例えば、私のよく行く岐阜県の瑞浪フィッシングパークは、マッディーな水質で、濁りが強いときは、派手系の蛍光グリーンや曇って光量が不足しているときは、青銀、緑銀の光物がアタリカラーとなったりします。

逆に、クリアーな水質のところですと、水の色に溶け込む、濃緑色や茶色などの地味系カラーの反応が良くなります。

同じ釣り場でも、時期によって、水の濁りが違います。川から水を入れるところは、農作業の時期に濁りが強くなったりしますので、各グループのカラーを揃えて、状況に対応できるようになると釣果がアップします。

魚の活性の違いによる使い分け

魚の活性によっても、効果的なカラーが変わってきます。

魚がルアーを活発に追ってくるような活性の高い場合は、アピールの高い派手系が効きますし、活性が下がってくると地味系にアタリが集中します。

朝一や夕方の高活性時は、派手系、昼間の低活性時は地味系というように時間帯によってカラーを換えるというのも効果的です。

光物のうち、青銀・緑銀は不思議なんですが、活性が低い場合でも高い場合でも、よく釣れることがあるので、困ったときに投げると助けてくれるので覚えておくと良いと思います。

挿し色を使いこなす

魚の活性や水の色に応じて、カラーを使いこなすことは理解されたと思います。

その日の状況にあったカラーのスプーンを見つけても、そのスプーンを使い続けると次第に釣れなくなっていきます。

そんなときに役立つのが、「挿し色」という考えです。

釣れなくなった時に、今まで釣れていたカラーと逆の系統だったり、光物だったりといった異なるパターンのカラーのスプーンをワンポイントで投入することを「挿し色を挟む」と言います。

例えば、魚の活性が低い状態で、地味系のスプーンが効いていたが、さらに活性が下がり地味系でも反応しなくなった場合に、逆の系統である白等の派手系や青銀、緑銀などの光物のスプーンが何故か効いたりします。

派手な色やメッキのキラメキに対して、反射的に口を使う(リアクションバイトと言います)からだと思っています。

ただ、これは長続きするパターンではないので、地味系カラーの効果が下がってきたときに、ワンポイントで使用するような使い方をします。

逆に、派手系が効くパターンの時にアタリが遠のいた時にも、地味系を挿し色として挟むと魚がぽろっと釣れることがあります。

この挿し色をうまく使いこなせると、限られた色のパターンで、さらに魚を絞り出せることになるので、覚えておくと良いと思います。

まとめ

スプーンのカラーセレクトの考え方について、初心者向けにまとめてみました。

釣り場の水の色(透明度)や魚の活性によって、色を使い分けるということが重要になりますので、よく行く釣り場によって、派手系が強いなら、派手系を多めに買っておくなど、よく考えながらスプーンを購入すると良いと思います。

参考までにとりあえず、自分が初めて管釣りにチャレンジする初心者の方にとりあえず、どれが良い?、と聞かれれば・・・

・地味系1枚(深緑色とか茶色)

・派手系1枚(黄色とかピンク)

・光物系1枚(青銀)

上記の3つをおすすめします。

重いスプーンと軽いスプーンで3枚×2種で6枚、これに放流用のスプーン(赤金もしくはオレ金)がロスト分を考慮して2枚の計8枚あれば最低限、何とかなると思います。

自分が初心者の頃は、カラーを数種類揃えて、実際に釣りをしてみて、良く釣れるカラーが見つかったら、釣りの途中に管理釣り場の売店で、釣れた系統のカラーのスプーンを追加購入して試してみる、というやり方をしてました。

カラーセレクトも、管理釣り場の楽しみの一つだと思いますので、ぜひ色々悩んで楽しんでいただければと思います。

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