今回は管釣り用のリリーサーのお話です。
しばらく前にリリーサーを自作しておりました。
使っているうちに、かなりヘタってきたのと、ワイヤー形状に不満が出てきたため、作り直すことに。
毎度おなじみバカの一つ覚えの3Dプリンターと穴あけにボール盤を使ってリリーサーを作ってみました。
モデリング
3Dプリンターで内部パーツをモデリングしました。
上部と下部のパーツに分けて設計。
前回のものと構造はほぼ一緒ですね。
下部にスイベルを取り付けることができるように、空洞を設けております。
上部には、ワイヤーをネジで固定するための穴を設置。
組み立て
グリップはカーボンパイプ、内部にアルミパイプを通して、ワイヤーを差し込めるようにします。
下部のパーツにサルカンを挿入して、針金を横に貫通させて固定しました。
上部のパーツには、ワイヤー固定用のインサートナットを挿入してます。
インサートナットは、挿入したままでは、ワイヤーが通らなくなってしまいますので、ワイヤーを貫通させるため、ボール盤で穴をあけてます。
カーボンパイプにもボルトを通す穴を空けておきます。
中にアルミパイプを通してカーボンパイプを上下のパーツで挟み込めば完成。
極力シンプルな外見になるようにデザインしてみましたが、いかがでしょうか?
ワイヤーの曲げ加工
径2ミリのワイヤーを曲げるのはかなり大変です。
手では綺麗に曲げるのは至難の業。
ということで、ワイヤーを曲げるためのベンダーを作ってみました。
ウェブで作り方を調べて、適当に作ってみました。
ホームセンターで、プレートとゴムスペーサーを購入して、手持ちのボルトナットやスペーサーを組み合わせて作ってみました。
材料
プレート(長さ15センチ厚さ1.6mm)を2枚重ねで計4枚
M5のボルトナットやら色々
ステンレススペーサー
ゴムスペーサー
この材料を写真のように組み立てます。
プレートの穴が4mmでしたが、ボルトが5mmしかなかったのでドリルで穴を5mmに拡張しました。
ボルトが手持ちのありあわせなので、ちょっと長さが足りてないです。
ボルトの長さは35ミリ以上が良いと思います。
ステンレススペーサーも手持ちの長さ10mmのものを1段もしくは2段重ねで使っています。強度が不安なので、2段のところは20mmを使った方が良いかと思います。
ふたつのプレートをつなぐ真ん中のボルトについては、ゴムスペーサーをプレート間に挟みこんであります。
ワイヤーの曲げ加工
自作ベンダーで径2ミリのワイヤーを曲げます。
ワイヤーは魚を焼く用の串を使ってコスト削減笑
ベンダーなら簡単にかつ綺麗に曲げることが出来ました。
まとめ
管釣り用のリリーサーを自作してみました。
普通に買った方が安いような気がするというか、まあ安いんですが自分だけの使いやすくカスタムした道具ってやっぱ良いんですよね。
もっとかっこいい使いやすい道具を自作できるようになりたいんですが、最大の問題は新しい機械を行く場所がないこと笑
なので、今あるもので良いものを作れるように今後も色々勉強していこうと思います。