今シーズンはコロナの影響もあり、釣りに行く頻度がかなり減っております。
それに伴い、ルアーの自作もペースが鈍っている状況ですが、ゆっくりながらコツコツ製作を続けております。
秋になり管釣りシーズンが始まりましたが、今シーズンはせっかく自作するなら、市場にあまりないようなニッチなルアーを色々作っていこうということを目標に設定。
今回は、あまり市場に出回っていないルアーのひとつ小型ニョロ系クランクを作ってみみました。
モデリング
ごくごく普通の形状のニョロ系クランクです。
サイズは28mmとニョロ系としては最小クラスとしております。
このサイズのニョロ系ルアーってあんまり売ってないんですよね。
ノラクラの小さいのとか、未だに引っ張り出して使ったりしますので自分の中で需要はあるのにあまり売っていないカテゴリーです。
小粒でも、飛距離をできる限り落とさないように、ボディは太めの形状にして重量を確保。
組み立て
リップはサーキットボードを採用
当初、リップも3Dプリンターで出力しようとしましたが、サーキットボードの方がアクションが出しやすかったのでサーキットボード式を選択。
ボディの内部構造は中空形状にせずにソリッドで造形して、部位ごとに充填率を変えてアクションを調整する方式としました。
フックはワンフックです。
このサイズ・形状のルアーにフックをつけても動きませんでした。
ボディの形状とかを根本的に変えればこのサイズでも作れないことはなさそうなのでチャレンジしてみたいところではあります。
アクション
超スローシンキングです。
めっちゃゆっくり沈んでいきます。
超デッドスローでトロトロヨタヨタとアクションします。
ハンドル一回転5秒で動きます。
リップを小さくしてあり、少し早く巻くと浮き上がるように設定してあるため、潜っていきにくいのが特徴。
潜りを抑え、浅めのレンジをできる限りレンジキープしながらゆっくり引いてくる、という使い方ができます。
上のレンジをぼーっと浮いている小マスを1本1本そーっと抜いていく感じのマイクロスプーン的な使い方を想定しました。
当然、欠点もあります。
スローな釣りで手返しが非常に悪い。
巻きスピードがかなり遅いことから、マスのバイトの仕方によっては、バイトがあってそのまま巻いていてもフッキングしにくいことがあり、自分から合わせにいく必要があったり欠点も多いです。
使い所は限られますが、ハマれば釣れる感じのルアーですね。
まとめ
新しく試作してみたマイクロニョロ系クランクでした。
市場にないけど、こんな使い方のルアーがほしいってのを作るのが自作ルアー作りの楽しいところ。
ルアー作ってデータを集めて3年、やっとこんな性能のルアーが欲しいってのを短期間で形にできるようになってきたので、自分だけの面白いルアーを作っていこうと思います。