3Dプリンターでオーバーヘッドリップタイプのクランクを作ってみた!【エリアフィッシング】

3Dプリンタールアー大会用に製作したルアーの紹介記事です。

やっとこれで、最後になりますが、(本当はもうちょろっとあるんですが面倒なのでこれで打ち止め)、今回はオーバーヘッドタイプのクランクになります。

オーバーヘッドタイプのクランクといっても、現状一種類しか販売されていませんので、つまりウ○サをインスパイアーして作ったルアーであるわけですが、そのまま参考にして作っても何も面白くないというか只の時間の無駄になる(ウ○サ買ってきて使えば良い)ので、使い分けができるようにちょっと一工夫して作ってみました。

モデリング

まあ見たまんまですね。

ただし、サイズを23mmまでダウンサイジングしています。

当然のことながら、ただそのままダウンサイジングしても動かないので、各部の比率は変えています。

基本的にダウンサイジングモデルということは、渋い状況での使用が求められることになるため、より低速域でのリトリーブに対応するように調整してみました。

表層ちょい下から中層でルアーを追ってくるけど、途中で反転してしまう感じのなかなか食わないような状況で、マイクロスプーンみたいに棚を刻んだり、巻き下げ巻き上げなどを使い分けて、良いバイトが出る引き方を探すような使い方をイメージして作りました。

ボディの形状、浮力やリップの角度、ボディとリップの大きさの比率などを細かく変えて、使いやすいセッティングになるように追い込んでいきました。

ちょっとスロー寄りの設定にしすぎて、本家のようにボトムから速めのリトリーブで巻き上げしてみたいなのは苦手ですね。

速めに巻くと浮き上がりが良すぎるので、レンジをすぐに外してしまうので、早巻きで高活性の魚を狙おうとするとかは、ちょっと使いにくいです。

組み立て

普通に組み立てれば、完成です。

下は25mmのクランク。

比較するとさらに小さいのが分かると思います。

ラインアイは、エイトカンをそのままリップに刺してあります。

管理釣り場用のルアーだとこんな感じの雑な(笑)組み方でも強度は十分確保できます。

アクション

スローリトリーブすると、細かいピッチのロールアクション。

リトリーブスピードを速めると、ウォブリングが入る本家と同じような特性のアクションです。

よりスローに引けるようなセッティングになっています。

まとめ

3Dプリンター製オーバーヘッドタイプのクランクを作ってみました。

特殊な形状なので、各部のセッティングに苦労するかと思いきや、実は普通のシャロークランクの設計と共通する部分が多くあり、今までの設計のノウハウを活用して作ることができました。

そんな感じで、作ってて面白いし勉強になるルアーでしたね。

ということで、年末に入り忙しくルアーが作れておりませんが、やっと今までに作ったルアーの紹介が終わったので、そろそろ新しいルアーや既存ルアーの改良をしていきたいと思います。

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