私は毎年、チヌ落とし込みと二刀流で太刀魚や青物をルアーで狙って楽しんでおります。
ライトショアジギングなどで使用するリールは、シーバス用の少し小型のリールを使っていたのですが、正直パワー不足を感じていたので、ちょっと大きめのリールを昨年購入しました。
購入して一年ほど経ちましたので、レビューしたいと思います。
カルディアLT5000D-CXH
購入したブツがこれです。
ダイワのカルディアの5000番です。
なにやら複雑な型式番号が並んでいますね。
5000番の深溝スプール(D)のコンパクトボディ(C)(通常の5000番と比較するとボディが一つ小さいものを使っている)のハイギア(XH)ということだそうです。
シルバーに黒という色合いで派手過ぎないカラーリングで好感が持てますね。
私の持っているロッドだと、どのロッドにセットしても違和感がないです。
カルディアを選んだ理由
ダイワのスピニングリールが新しくコンセプトを少し前に変更し、新たにLT(ライトタフ)というものを打ち出しております。
軽さと耐久性を両立させるというコンセプトであり、以前のモデルと比較して、かなりの軽量化が行われており、上位機種に匹敵する軽さとなっています。
耐久性については、タフデジギアが搭載され、滑らかな巻き心地が長く続くとされています。
今回、ダイワが新たに打ち出したこの「LT」コンセプトとは、いったいどんなもんなんだ?
という部分がカルディアを選んだ理由の一つです。
また、主に使う用途として、ライトショアジギングを想定しているのですが、一日ジグをしゃくり続けるため、軽量であることが重要であり、かつ大型の青物にも対応できる耐久性が求められるということで、このカルディアのコンセプトがぴったりだったというのがもう一つの理由です。
では実際の耐久性は?
購入後、ショアジギング、サーモンフィッシング、オフショアのシイラに使用してみました。
替えスプールを用意して、1.5号と2号を巻いて使い分けています。
このリール、自重240gと軽量で今までのものより1サイズコンパクトでありながら、巻き取り長105cm、最大ドラグ力12kg、PE2号350mとショアジギやオフショアキャスティングなどの大型魚などを狙えるスペックです。
これだけ軽いと強度面で不安になりますが、計10回程度の使用でしたが、今のところ不調等は起こっておりません。
まあ当然だとは思いますが・・・
ボディは、ザイオン製で軽量
ギアもタフデジギアと銘打っており、実は素材は亜鉛ギアですが、ゴロ感は無しで今のところ好調。
ちょうど馴染んできたところかなと思います。
スムースさで言えば、確かに軽量なアルミギアのセオリー等と比べて巻き始めは若干重い感じはしますが、5000番というサイズは繊細さを求める用途ではないので問題ないですね。
ハンドルも細くてちょっと不安になりますが笑、軽量化されており、スムーズな回転に一役買っていると思います。
耐久性については、年に10回程度使用のライトユーザーで、魚のサイズに合ってない使い方をするとか無理な使い方をしないのであれば、実質問題ないのではと感じました。
この点は、年間50回とかかなりの数の釣行をこなす方ならまた違った結果になると思います。
この点については、今後も使用を続けて追加でレビューしたいと思います。
防水性
オフショアキャスティングで、波を被ったり、サーモンフィッシングでウェーディング中に浸水したりしましたが、使用後に家でドラグを締めて洗って乾かすだけで特に問題なし。
マグシールドは結構優秀だと思います。
何年も経過すると劣化していくかとは思いますが、その時に改めてメンテに出せば良いと思います。
本当は、自分でマグシールドをメンテできると良いですけどね。
ドラグ性能
ATDが採用されているだけあって、大型のサーモンやシイラをかけても、しっかり粘って、出っぱなしになることなく充分なドラグ性能です。
一度シイラがスレ掛りして、かなり強い負荷が掛かりましたが、ドラグの放出が不安定になることはなかったです。
シマノのドラグは粘りがあるあの感触が好きなんですが、ダイワも性能的には実使用において遜色はないんじゃないでしょうか。
このサイズのシイラでしたら、ドラグ性能が不十分ということは全くなかったですね。
軽さ
やはりこの軽さは楽です。
1日竿を振り続け、しゃくり続ける釣りではやはり軽さは大事ということを実感しました。
特にショアジギングやオフショアでロッドでアクションする際は非常に楽でした。
正直、仮に軽さと引き換えに耐久性が削ってあって、ちょっと寿命が減っているとしても、これだけ軽ければコスパ的には申し分ないのではと思います。
普段デスクワークばかりで、鍛えている訳でもないのでこの軽さは助かります。
ラインストッパー
新型のラインストッパーですが、これ地味に良いです。
細いラインも太いラインもしっかり止まる構造で、太いリーダーもいけるスグレモノですね。
まとめ
18カルディアLT5000D-CXHについてレビューしてみました。
ザイオン製コンパクトボディと薄肉アルミスプールによる軽さと強度を両立しているコスパの高いリールだと思いました。
ボディが小さくて、ちょっと頼りない感じがしますし 、当然金属製のボディの方が強度は高いと思いますので、強度優先ならブラストなどの金属ボディのリールを選択すればよいのかなと思います。
一言で表すなら、自分の用途に照らし合わせて、強度より軽さを優先したいなら、かなりオススメのリールですね。