夏の日中に釣りをするのに問題になることとしてクーラーボックスの保冷の問題があります。
特に落とし込み釣りなどで沖堤に渡ると、日陰が全くない釣り場も珍しくなく、クーラーが太陽光にさらされ続けることがほとんどです。
釣り餌や飲み物、食べ物の保冷をしっかりとしていないと、餌が弱って釣りできなくなったり、食べ物が痛んでしまったりなど困ったことになってしまいます。
灼熱の沖堤防で冷えた飲み物です喉を潤すのは熱中症予防にもなりますからね。
今回はクーラーボックスのセレクト方法と私が実践しているクーラーボックスの保冷ネタについて説明させていただきます。
クーラーボックスについて
クーラーボックスには大きく分けて断熱材が発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルの三種類があります。
性能は、以下の順になっており、当然価格も性能に比例して上がっていきます。
スチロール<ウレタン<真空断熱パネル
真空パネルは性能は高いので一番良いのですが、重量が重いのが欠点ですね。
個人的には発泡ウレタン以上のクーラーボックスが保冷力が高くおすすめです。
真空パネルは価格が高くなってしまうので無理して購入する必要はないと思います。
私は、底面の一面が真空パネルでそれ以外がウレタンが使われているダイワのプロバイザーを使用しています。
このレベルのクーラーですと、今回紹介する保冷対策をしっかり施すことで真夏の沖堤でも夕方まで冷たい水を飲むことができます。
使われている断熱材の種類ともう1つ大事なことが断熱材の厚さです。
断熱材が厚ければ当然保冷性能が高いですが、同じ大きさでも内部の容量が小さくなりますし、重量が重くなってしまいます
お財布と必要な容量と持ち運びやすさを秤にかけて選ぶと良いと思います。
私は大は小を兼ねるというか大きくて困ることはないと思い、必要な容量より1つ上のサイズとして21Lのタイプを購入しました。
水汲みバケツとか餌かきなど餌や食料以外にも入れることを考えると少し大きめが良いかと思います。
正直重さだけならスチロールのクーラーが一番持ち運びが容易で良いんですが、重いウレタンや真空断熱パネルのクーラーの方が保温性が明らかに良いのでウレタンもしくは真空パネルのクーラーをおススメします。
ダイワの1面真空パネルのクーラーです。
ウレタンモデルだとだいぶ安価に購入できますね。
クーラーの開け閉めの回数を減らす
クーラーの温度を維持するのに最も手っ取り早いのはクーラーをできる限り開けないことです。
とはいっても、開けないわけにはいきませんので、その対策として内部にもう1つ保冷バッグをいれています。
そうすることで、クーラーボックスの蓋を開けても、保冷バッグの中の冷気は逃げないため温度の上昇を抑えることができます。
クーラーボックスの容量が減ってしまうのが欠点ですが、明らかに保冷力が向上するのでオススメです。
保冷剤はー16度タイプ
保冷剤は通常のものとー16度タイプがあり、後者が性能的にかなり優れてます。
ただしちょっとお高いです。
私はー16度タイプは値段が高いので1つだけ買って普通のタイプと組み合わせて使ってます( ´∀`;)
飲み物をあらかじめ凍らせておく
まあこれは誰でもやっている当たり前のことですが笑、持っていく飲み物の一部を凍らせておくことで保冷剤がわりになります。
保冷剤は入れればいれるほどクーラーボックスの重量を増やすことに繋がりますのでこの方法はクーラーボックスを軽くするという意味でも有効です。
アルミシートを活用
断熱のため、ホームセンターや100均に売っているアルミシートを中蓋に使ったり、底に敷いておきます。
中蓋に使えば、蓋を開けても冷気が逃げるのを軽減してくれるので先程の保冷バッグと同様の効果がありますね。
隙間を埋める
できる限り隙間を埋めることでクーラーを開けたときに温かい空気が入らないようにします。
自分は隙間がある場合、小さい保冷剤を差し込んで埋めたり、餌を新聞紙にくるんだりして嵩を増しています。
新聞紙で餌を包んでおくと、虫餌などで低温に弱い種類のものでも弱りにくくなるのでオススメです。
ただし、あまり詰めこみ過ぎるとクーラーの重量が重くなってしまうので注意ですね。
まとめ
今回は、夏場のクーラーボックスのセレクトと保冷力向上のための小ワザについて紹介させていただきました。
保冷対策をしっかりして夏の釣りを快適に過ごしていきたいですね。