3Dプリンターでオフショアキャスティング用ダイビングペンシルを作ってみた!

今回は、シイラのオフショアキャスティング用に製作したダイビングペンシルです。

みつお自作ルアー初の大型ルアーになります。

今回は、初の大型ルアーということで今までと異なる機構を持ったルアーになっております。

モデリング

これが、モデリングデータになります。

ボディサイズ13センチのダイビングペンシルです。

なにも装飾がないと、のっぺりしすぎてしまうので、目とエラをモデリングしました。

3Dプリンターの制約

私の所有している3Dプリンターは、造形サイズがおおむね10cm四方程度であるため、それを越える大きさのルアーをプリントすることができないという制約があります。

今回製作するルアーは、13センチのダイビングペンシルです。

このままでは、ボディを出力することができないため、ちょっと工夫してみました。

ボディの分割

普段製作している管理釣り場やシーバス用のルアーは、サイズが10センチ未満であるため、ボディを分割せずに一体成型でプリントしています。

今回は、出力サイズの制約により、ボディを前後に分割してプリントしました。

モデリングデータに入っている分割線の位置で2パーツに分けました。

組み立て

ボディの内部に画像のように各アイを納めるパーツをモデリングしており、1.2mmのワイヤーとこのパーツでフレームを構成しています。

内部パーツは、完成すると外部から見えるように露出するようになっています。

ウェイトは中通しおもりを使用。

強度アップのため、ワイヤーをミシン糸で巻いて補強してあります。

この内部フレームを前後からボディパーツで挟み込み接着させれば完成!

防水のため、各アイの部分は、ボディと内部パーツがぴったりはまるように設計されています。

アイの位置がシビアで、きっちりとサイズを合わせないと内部パーツが収まってくれないです。

また内部パーツを正しい順番で組み込みながらワイヤーを曲げていかないとうまくフレームが組み上がらないので、パズルみたいで面倒くさいです笑

内部フレームについては、ワイヤーの曲げ加工を正確に行う必要があり、手間だったので次回作はこの辺を改善したいと思っています。

コーティング・塗装

セルロースセメントに5回ディッピングして、アルミ貼り、再度5回ディッピング。

計10回ディッピングしました。

強度的に大丈夫なのかは、使ってみて判断したいと思っています。

塗装後、セルロースセメントスプレーでトップコートを10回ほど繰り返して完成としました。

アルミ貼りは、3DCADで三面図を作って印刷し、それを元に型紙を作ると楽でした。

製作時間を短縮するため、一切の表面処理を省略していますが、そのわりにはましな見た目になったんじゃないでしょうか?

製作時間

10日間計10.5時間掛かりました
プリントは寝てる間や会社行ってる間にできるので、実質7.5時間です。
これなら、忙しい社畜でもルアー製作できます。
二個目からは設計も必要ないので実質3.5時間に短縮できます。

3DCADで設計 4h
3Dプリンターでプリント 3h
組み立て 1h
ディッピング10回 3m×10=0.5h
アルミ貼り 1h
塗装トップコート 1h

まとめ

オフショアキャスティング用のダイビングペンシルを製作してみました!

大型のルアーでしたが、忙しい社会人でも作れるよう省力化を行い短期間でつくることができました。

3Dプリンターでお手軽ルアー製作今後も効率的な製作方法を模索していきたいと思います。

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