管釣り用のクランクの私の使い分けについて紹介します。
ニョロ系クランク以外の通常の形状のクランクについての記事になります。
ニョロ系クランクが無かった十数年前は、クランクと言えば、このタイプのクランクでした。
今ではニョロ系クランクが幅を利かせていますが、現在でもこのタイプのクランクはかなり効くと思っています。
今回は、私がメインで使っているクランクを紹介します。
あまり種類が多いと扱いきれないので、私はこの4種をメインで使用しています。
クラピーDR
自分の中で、管釣り用のクランクの基準となるルアー。
どんなルアーかは説明するまでもない有名なクランクですが、幅広い巻きスピードに対応し、どんなロッド角度でも安定して泳いだりととにかく使いやすいのが気に入っています。
アクションは少し控えめのウォブリング系のアクション。
これをまず投げて、釣れればクラピーで通して、ダメなら他のクランクにローテしています。
また、ちょっと前に流行しましたが、竿を立てて表層をデッドスローで引く釣り方も効きますね。この釣りははまると楽しいです。
自分はクラピーで、クランクがキッチリ動くスロースピードで安定して引くこととロッド角度やポジションによってレンジコントロールするというクランクの基本的な使い方を学んだため、一番思い入れのあるクランクで今でも使用頻度が一番高いです。
チャタクラDR
アクションはピッチ早めのウォブリングアクション。
リトリーブ速度によって若干ロールが入る感じ。。
アクション自体はクラピーと同程度の強さと思っています。
ただし、ボディがファットであるため、水押しが強いので、自分の中ではアピール力はクラピーより強いクランクという位置付けです。
アクションが他にないタイプのアクションで使っている人も少なめ?からか、こいつだけ反応があることがあり、自作クランクのアクションもチャタクラのアクションに少し寄せてたりします。
それと、メーカーでも謳っていますが、小技が効くというか、水深のある釣り場で食い上げのバイトが多いときでミノーとかが効く時なんかに、リトリーブを止めて浮かせると浮き上がり速度や姿勢が良いからか、浮上中にリアクションバイトしてきて結構釣れます。
私は醒井養鱒場で結構このパターンが有効なときがあり、重宝しています。
Tクランカップ
ロールアクションが多めに入ったタイトウォブ系のおとなしめアクション。
弱いアクションが効く時はこいつの出番。
特に動くギリギリのスピードで巻いたときの動きのテロテロ感が秀逸でうまく低速リトリーブできれば、渋い時に連発します。
刺さらない時は刺さらないが、条件が合えば渋い魚を拾ってくれる使用頻度は少ないものの地味に助けてくれるクランク。
パニクラMR、DR
強アピールのロール混じりの強ウォブリングクランク。
上がDR、下がMR。
潜航深度によって使い分けするのを基本としていますが、DRの方がアクションが強いので、強いアクションが効く状況では、DRで浅いレンジを通すなど状況によって使い分けています。
スローでもブリブリ動きます。
浮力が小さいので、デッドスローで一定層を巻く釣りがやりやすい。
浅い棚をデッドスローで巻く釣りも得意なクランク。
魚を寄せる力が強いです。
しかしながら、特に面白いのがボトムノックの釣り。
早めに巻いてボトムにゴリゴリ当てながら巻くと、ハマれば面白いようにリアクションバイトしてきます。
ボトムノックで使うならDRの方が強いですしおススメです。
最近は底に藻がたまっていることが多く、藻ノックになってしまい、ボトムノックできない釣り場が増えた感じがしますが、はまるとすごい楽しいので笑、一度試してみると面白いと思います。
クランクの釣りでもスローな釣りだけでなく、早い釣りが有効な釣り方だというのを教えてくれたクランク。
まとめ
クランクの自分の使い分けについて書いてみました。
基本はクラピーDRを基準に、他のクランクをローテしつつ、魚がどのタイプのクランクを好むかを見極めていくような感じですね。
初心者の方は最初は複数のクランクを購入しても使いこなせないと思いますので、一つ一つ使ってリトリーブ速度などを体で覚えて使いこなしていきながら手持ちのクランクの種類を増やしていくと良いと思いますよ。
管釣りでは、再現性が大事なので、ルアーを使い込んで一番釣れるスピードやレンジを通す竿のポジションなどをしっかり覚えて使えるようにするのが重要と思っています。
例えば、今回紹介したルアーはそれぞれ潜航深度は違いますが、同じレンジを通すことができないと、反応のあるレンジを複数のルアーをローテしながら攻めるなんてことはできないですからね。
自分の感じたことをつらつら書いているだけなので、メーカーの意図や他の人のおっしゃっていることと異なることも多く、全然違うだろ!と思われる方もいるとは思いますが、まあへっぽこ釣り師の戯れ言ですのでご容赦ください。