3Dプリンターで管釣り用ルアーを製作する!スタンダードなニョロ系クランク編

今回は、小型の正統派ニョロ系クランクである、スリクラニョロ45を紹介します。

今まで製作したニョロ系クランクが50mm以上の比較的大型のルアーばかりだったため、ルアーローテのために小型のクランクが欲しくなったため製作しました。

また、もう一つの製作理由として、今までに製作してきたニョロ系クランクの設計時のノウハウから得られたデータをもとに、意図した性能のクランクを作ることができるか?ということとボディ形状がアクションに影響するのかというのを検証するために作りました。

私が始めて使ったニョロ系クランクである、某有名ニョロ系クランクっぽく作っています。

モデリング

某ニョロ系クランクに近いデザインですね。

本物をコピーしたというか、自分の欲しい性能のニョロ系クランクを作るにはどうしたら良いか?というところから、小型のニョロ系クランクということでボディ長45mmというところだけ決めて、各部の形状を逆算して作っています。

目指す性能は以下の

・スローリトリーブで強いアクション。

・ロールアクションを混ぜ、フックを残すようにしてフッキング率を改善。

・レンジコントロール性能を持たせるため、勝手にどんどん潜らないように設計。

これらの条件を満たす性能のものを作ろうとすると、本物にかなーり近づいた形状になってしまうということになり、逆に本物の素晴らしさを実感することとなりました。

組立て

リップは、別パーツとして、ラインアイはエイトカン、フックアイはヒートンを採用して組み立てを簡略化して、短時間で組めるようにしています。

ヒートンはエイトカンと比較して重量があるため、アクションに影響を与えることから、内部構造を極力、単純にして、浮力を稼いでヒートンでもアクションが死なないように設計しています。

目を入れたら、かわいい感じになり、デザイン的に結構気に入っています。

アクション

ロールの入ったウォブリングアクションで、ロールして頭をひねりながらニョロニョロ動いています。

若干、しっかりアクションするリトリーブスピードがピーキーですが、きれいに泳いでくれました。ちょっと慣れれば問題なく使える程度のピーキーさですね。

ただし、安定性が少し低く、魚にあたったときなど、バランスを崩して一瞬アクションしなくなってしまう癖があり、当然魚を掛けた後も暴れやすいのでちょっとバラシが多いかなという印象です。

どうしようか迷いましたが、とりあえずアクション優先でまずは魚を掛けることを第一にして、バランスはそのままとしました。

実釣テストを続けて、改善の必要性が見えてきたら見直したいと思っています。

ボディ形状に対するアクションの特性的には面白い知見が得られるとともにほぼ予想通りだったため、数回の修正で狙ったアクションがだせました。ルアー作りは面白いですね。

まとめ

スリクラニョロ45の紹介記事でした。

小型から大型までいろんなタイプのルアーを作って、自作ルアーだけで釣りが組立てられるのを目標に今後も製作を進めたいと思います。

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