管理釣り場で真冬の低水温季に有効な釣り方として、ボトムの釣りが挙げられます。
活性が低いマスに対し、ボトムバンプやデジ巻きなどでスプーンをボトムでアクションをさせて、食性に訴えかけることでスイッチを入れて釣るリアクションの釣りです。
魚の動きが鈍いため、巻きの釣り、リトリーブによるスプーンの釣りが効きにくい状況で有効な方法ですが、巻きの釣りでも冬季の低活性のマスを攻略することは十分できます。
今回は、真冬の低水温季のスプーンのリトリーブの釣りについて私のやり方を紹介したいと思います。
タックル
私はスプーン用の少し硬めのタックルもしくは、ボトム用の硬めのロッドを使用しています。
スプーンのボトムでの巻きの釣りは、いつも使用しているスプーンタックルでそのまま使用しますが、感度が必要な状況では硬めのボトムロッドを使うこともあります。
ライン
フロロカーボンを使用しています。感度が重要な釣りになりますので私はフロロ一択です。
エステルでも問題なく釣れますが、ボトムをリトリーブするとラインブレイクが心配です。
なので、最近は太めのエステル0.4号を使ってやることが増えてきました。
PEだとスプーンが浮き上がりやすいですが、あまり水深が深くないところでしたら使えると思います。
フック
巻きの釣りですので、普通のスプーン用のフックを使用しています。
具体的に言うと、SP-31BLをメインに使用しています。
ショートバイトの時は21BLにダウン。
釣り方
魚が低水温で低活性になっている状況ですので、巻きスピードは『スローリトリーブ」になります。底をぎりぎり浮き上がらないスピードで巻くイメージです。
スプーンが、ボトムの石などに当たって跳ねて勝手に誘ってくれます。
リアクションで食ってくることが多い場合は、リトリーブスピードを早めています。
釣り方としては、ルアーを底まで沈めて、ゆっくりと一定の速度でリトリーブする。というのが基本となります。
また、シェイクする、リトリーブを一瞬止める、チョンと竿先をあおるなどの変化をつけるとバイトすることも多く、低活性状態の魚に食わせるきっかけを与えることも有効です。
リトリーブで反応があれば、そのまま釣り、反応がなければアクションを入れてやるという感じですね。
スプーンのセレクト
基本的には、普段使っているスプーンをそのまま使えば良いと思います。
『小粒で板厚の厚いスプーン』はボトムでの巻きの釣りに使いやすいと思います。
小粒で板厚の厚いスプーンなら、同じ巻きスピードで沈みやすいので、きっちりアクションさせながらボトムをリトリーブすることが容易だからです。
私はボトムサタン2.0g、サークル2.2g、2.8g、ロデオのノア1.4g、ティモンのTグラベル1.7gやアングラーズシステムのバックス1.5gなどをよく使います。
スプーンのシルエットが小さく、重量のあるスプーンが初心者でも使いやすいです。
2g前後のスプーンが一番使いやすいですね。
スプーンによって、リトリーブした時のアクションが違うので、魚の反応に応じて使い分けています。
例えば、ボトムサタンは動くスプーンですが、Tグラベルはアクションが小さいので状況によって使い分けできます。
また、1g以下の軽量スプーンは、ボトムで超スローリトリーブしてもキビキビアクションさせることができ特に低活性時に効果が高いです。
ただ、手返しが著しく低下するので、基本これじゃないと食わないってときだけしか使っていません。
カラー
カラーに関しては、とりあえず一つ買うなら茶色系をオススメします。
ペレットカラーとかその辺を買っておけば間違いないです。
ただし、白や蓄光カラー、黄色などの強い色も、個人的には実績が高く、単発で交通事故的に釣れることが良くあるのでたまにローテして使います。
まとめ
厳冬期などの低活性時に有効な、スプーンのボトムリトリーブの釣りを紹介させていただきました。
低活性時に有効なメソッドで、特に厳しい時でもスプーンの巻きで釣りたい!って方にはぜひとも試してほしい釣り方ですので一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。