今回のネタはクランクです。
製作したのはDRタイプ、ディープクランクですね。
管釣り用の自作ルアーってニョロ系クランクばかりで普通のクランクって少ないですね。
自分はむしろニョロ系クランクより普通のクランクの方が好きで3Dプリンタールアー作りを始めた頃からチャレンジしておりました。
しかし、正直ニョロ系とは比較にならないほど難易度が高く、何度も最初から作り直すもその度にボツに。
5回ほど3Dモデルを作り直し、50個以上の試作品を延々作り続けて試行錯誤していき、少しずつ性能を上げていきました。
まだまだ市販のルアーには及びませんが今回、やっと使用に耐えられるものができました。
3Dモデル
毎度お馴染みfusion360の3Dモデルです。
以前製作した2フックの小型クランクと同様にボディを2つのパーツに分けて設計しております。
リップは3Dプリンター出力のものを採用。
リップの角を落として端を薄くしつつ、中心に近い部分は厚くして強度を確保しました。
それでも市販のルアーと比較すると、同じ厚さで強度が弱いですね。
石に思い切りぶつけたりまではしておりませんが、水面に叩きつける程度の通常の使用でのテストでは、壊れることは今のところないので管釣りルアーレベルでは問題はないとは思います。
組み立て
組み立てるとこんな感じです。
顔つきが間抜けな感じになってしまいましたが、性能優先で設計しております笑
性能とデザインを両立するスキルがまだありません・・・。
アイはエイトカン方式です。
ウェイトはタングステンウェイトを前方にひとつ入れています。
ラインアイを固定するパーツがウェイトの蓋になってます。
各パーツのはめ合いを考慮してサイズを調整してあり、やすりで少し削るだけでかっちり組み立てることができました。
エイトカンは、設計の段階でスリットをモデリングしておいて、そのままエポキシボンドを付けて挿入する方式を取っています。
フロントアイは特に問題なくエイトカンを挿入できるのですが、リアのアイについては、スリットが出力の際につぶれてしまうので、精密ノコギリで写真のようにスリットを入れて挿入してしまっています。
アクション
ウォブリングメインにすこしロールの混じったアクションです。
スローでも泳ぐように調整しています。
現状のモデルは一気に潜航深度を稼ぐため潜っていくように作っています。
私のよく行く醒ヶ井やサンクチュアリの第1ポンドのように水深のある場所での使用を想定しています。
リトリーブ中にマスやボトムに当たるとバランスを崩すことがあり安定感がいまいち。
また、フッキングが若干悪いように感じています。
この辺の課題は今後見なおしていきたいですね。
まとめ
今回は、管釣り用のオーソドックスなDRタイプのクランクを作ってみました。
いつかルアーの種類を増やして、管釣り用のルアーをフルラインナップ揃え自作ルアーだけで終日釣りを組み立てられるようにしていきたいですね。