3Dプリンターで管釣り用ルアーを作る!ルアーのサイズを変えてみる編

3Dプリンターでのルアー製作では、3DCADソフトを使ってルアーのモデリングを行っています。

作ったルアーが釣れるルアーだったりした場合、サイズ違いが欲しくなったりしますよね。

3DCADだったら、単純に作ったモデルを拡大縮小すれば、簡単にサイズ違いのルアーが作れるのではと思いまして。

ということで、3DCADで製作したりモデルのサイズを拡大縮小する方法でルアーを製作してみましたので、作ってみた結果を紹介します。

3Dモデル

今回のモデルは以前紹介した45mmの小型のニョロ系クランクです。

この45mmのクランクを53mmまでサイズアップさせてみます。

とりあえず、このモデルをウェイトの位置やリップ形状などを変えずにそのままサイズを変える形で製作してみました。

作ってみた結果

ボディや内部構造は共通で、アイやリップ、ウェイトを取り付ける穴だけサイズを変更しました。

右側が45mmの元のモデル、左側が53mmのモデルです。

で、そのまま組み立てて泳がせてみたんですが、結論を申しますと、動くには動くのですが残念なレベルのルアーになってしまいました(´д`|||)

まあ、そんなに簡単にいくわけネーだろということです。

アイやウェイト、リップなどの部品はサイズや厚みなどが決まっているので、モデルの縮尺の比率と部品の縮尺の比率が一致しないので、当然同じバランスにはならないですからね。

ということで、各部のバランスを再度弄ってみました。

設計を弄ってみた結果

で、設計を弄ってみた結果がこちらです。

アイやリップの形や角度などをいじりだすときりがないので、ウェイトの位置と重量のみいじって良いアクションかは別として破綻したりせずにしっかり動くルアーになるように調整してみました。

ウェイトの位置がこんな感じに変更になってます。

位置だけでなく、ウェイトを入れる箇所数まで変更しなければ、まともにアクションせず、この配置を探すのがちょっと手間でした。

同じ形状でも、ちゃんとアクションさせるには設計がガラッと変わってしまうということを実感しました。

しかし、ボディをそのまま流用出来るのは、省力化に繋がるため良い点だと思います。内部構造だけ調整すれば、サイズ違いのルアーを短時間でそろえることが出来ますね。

まとめ

まあ、当然の結果と言えば、当然の結果ですけど、ルアーの3Dモデルをそのまんま大きさを拡大縮小しても使えるルアーにはなりませんでした。

市販のルアーもサイズごとに設計が違うものですし、そんな簡単にいくようなら苦労はないということですね。

ただし、元のボディを流用して内部構造などを調整することでサイズ違いのルアーを効率良く作ることは十分出来るので、今後は有効に活用していこうと思います。

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