今回は、私がへち釣りに使用している、ブラックジャックスナイパーメタルチューンヘチF-300Mについて、レビューしてみたいと思います。
購入して3シーズン目くらいになりますが、銀治郎を購入して以降、サブロッドになっておりました。
理由は、私は主にスリットなどのストラクチャーの釣りで、へち釣りを行うため、パワーのある銀治郎270MHを使う機会が多かったためです。
しかし、最近オープンエリアでのへち釣りもやっていこうと練習を始めており、オープンエリアでは、やり取りが面白いこちらの竿を時々ではありますが、使用するようになっております。
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目次
BJメタルチューンヘチF-300Mの特徴
竿の全長はズーム機能が搭載されておりまして、2.6m→3.0mになります。
私は、基本的に短くして使用しています。ケーソンの高場などでは、捌きやすいように伸ばして使用することもあります。
重量は155gとなっております。重量は特に軽くもなくというところだと思います。
カラーリングは、ブラックジャックスナイパーのイメージカラーである「赤」を基調としたデザインで、シルバーカラーがワンポイントであしらわれ全体を引き締めている感じですね。
私は、BJ85とセットで使用していまして、ノーマル(ナイロンライン)とred tune(フロロライン) と必要に応じて組み合わせて使っています。
穂先は、竿の中に収納するタイプで、元栓の中にさらにキャップがあって、そこに収納します。
ガイドは、元ガイドとトップガイドは、SiCリング入りのガイドで、他はハードリングということで、価格を抑えるためコストダウンしていますがこれによる影響は私レベルでは感じ取れないです笑
また、EVA製の肘当てが付属しており、必要に応じて着脱が可能な設計になっています。
肘当てはいらないという人もいるので、このあたりは親切設計ですね。
レビュー
穂先の感度の良さ
SMT(スーパーメタルトップ)という弾性のあるチタン合金の穂先が使われており、一般のグラスソリッドの穂先と比較すると、感度が良いです。
金属がつかわれているため、『コンッ』という金属的な明確な感触が手元に伝わってきます。
この優れた感度で伝わってくる明確な当たりをビシッと合わせる釣りが楽しい竿です。
止めたときの穂先にくるアタリだけでなく、エサが落下中のアタリを取る際にも明確にわかるこの感度の高さが非常に役立ちますね。
その反面グラスソリッド穂先の方が喰い込みが良く、穂先がアタリを弾いてしまうことはグラス穂先と比較すると多いと思います。
アタリがあり、竿先で聞くと一瞬で餌を離してしまうときはちょっと苦手だと思ってます。
この感度の良さは、ヘチ釣りがそんなに得意でない私には非常にありがたいと感じたことから、特に当たりのわからない初心者に最適ではないかと思います。
魚のパワーをいなす曲がり
ロッドパワーが「F」ということで、軽量繊細モデルという位置づけです。
竿の調子も、7:3の先調子ということで、他のもうちょっときつい先調子のロッドと比べると、全体が気持ちよく曲がってくれる竿という印象です。
大型が掛かっても、一気にパワー勝負という竿ではなく、ためて浮かせるタイプでやり取りが楽しめます。
先日初めてこの竿で年なしを掛けましたが、糸を適度に出しながら竿をしっかり曲げてじっくりやり取りすることで、ハリス切れや針外れもなくスムーズに取り込むことができました。
スリットなどのストラクチャーでも使えますが、オープンエリアの方が使用しやすい竿だと思います。
ストラクチャーの釣りならパワーのあるMS-280Mの方が良いと思います。
マルチレングス
竿の長さを2.6mから3mに伸ばすことができます。
高場のケーソンで風があると、竿先ー水面の間にある道糸があおられてうまく操作できない時、ロッドを3mに長くすると、風にあおられる道糸が短くなり、風の影響を幾分改善することができます。
オーバーハングなどの釣りで、3mに伸ばしておくと、オーバーハングのアゴで糸が擦れにくくなり、やり取りしやすくなります。まあ、2.6mで必ず擦れるわけではないので、これは必ずしも必要な機能ではないですが・・・
デザイン
個人的には、赤を基調としたこのデザインが結構気に入っています。
なかなかかっこイイと思いますがいかがでしょうか。
ここがちょっと・・・
肘当てがずれる
肘当てが着脱が簡単にできる構造のため、やり取りの最中にずれることが多々あります。
ちょっと使いづらいので私は使っていません。
穂先のガイドがぐらつく
金属穂先だからなのか、穂先のガイドが緩んでぐらついてしまうことがありました。
接着剤で留めるのですが、定期的に緩んでしまいます。
まとめ
ダイワのブラックジャックスナイパーメタルチューンヘチF-300Mを紹介させていただきました。
スーパーメタルトップによる優れた感度でチヌのアタリを見逃さずに釣り上げることができる感度重視のヘチ竿です。
上級者ももちろんのこと、アタリが良くわからなくてとお悩みの初心者にもオススメできる竿だと思います。
これから、ヘチ釣り用の竿を新調しようと考えている方の参考になれば幸いです。