管理釣り場用3Dプリンター製ルアーを量産してみる

3Dプリンターで管理釣り場用のルアーをコツコツ作ってきておりましたが、ロングニョロ系クランクがある程度使えそうなレベルのものになってきましたので、ちょっと量産することにしました。

量産に向けて

量産に向けて、製作方法の見直しを行いました。

リップ

まずは、リップの型紙を量産を意識して、より効率の良い型紙を製作しました。

互い違いにリップを配置して、余白を減らしております。

これで何割かリップを取る数が増えます。

まあこれは最初からやれって話ですけどね(´д`|||)

ボディやリップの加工

ボディやリップの加工ですが、特にガラエポリップはガラス繊維が入っており、ハイス鋼の安いリューターのビットはすぐにダメになってしまうため、超硬ビットを導入。さらにサクサク削れるようになって作業効率がアップしました。

超硬ビットは値段は高いけど、作業性が良いので非常にオススメですね。

アイの加工

次にアイを量産するための治具を試作してみました。

Fusion360でモデリングして3Dプリンターで試作しています。

本体の穴に金属棒(ここではドリルの穴を使用)を差し込んで、バーを本体に組み込みます。

本体の溝にあらかじめU字に曲げておいた針金をセットし、バーを回して針金を曲げます。

まだ治具の完成度が低く、あらかたの形しか整形できていないですが、ペンチ等で仕上げの整形を行うことで、ある程度精度の揃ったアイを作れるように。

この方法で製作時間をかなり短縮しつつ、精度を向上させることができました。

まだまだ使いにくく、精度もいまいちなので、アイ用の治具は引き続き改良していきたいと思います。

できれば金属で作りたいところですけどね。

コーティング材の改良

ディッピングの回数を今までの回数から変えずに強度を持たせるため、セルロースセメントをちょっと改良してみました。

セルロースの缶の蓋をしばらくベランダで開けっぱなしにして、粘度をあげただけですけど。

3回のコーティングで0.1gちょい重量が増加した程度ですけど、一回当たりのコーティング厚を稼ぐことで、強度をすこーしだけ向上?できました。

まとめ

今回はルアーの量産をするため、製作効率を向上させる取り組みについて紹介してみました。

時間の限られたサラリーマンは如何に効率よくルアーを作れるかというのがルアー作りを継続するのに重要だと思いますので。

ちなみにtwitterで今回作ったルアーのプレゼント企画をやってみまして、無事応募者が現れたのでルアーを嫁に出しました。

誰も応募がなかったらどうしようかと思ってましたが、なんとか引取り手が現れてくれてホッとしましたね( ´∀`)

欲しい人がそんなにいるか疑問ですけど、リクエストがあれば定期的に募集して、3Dプリンター製ルアーを広めていきたいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする