3Dプリンターで管釣り用のルアー製作 今回は、バイブレーションを製作します。
表層から中層で反応がなくなった時、最後に頼りになるのは、やっぱりボトムの釣りです。
ということで、ただ巻きだけではなく、ボトムバンプやデジ巻き、ストップアンドゴーで使える小型バイブを製作します。
これで、シャローからボトムまで3Dプリンタールアーのラインナップが一応そろうことになり、3Dプリンタールアーだけで、一日の釣りを組み立てることができるようになります。
モデリング
3DCADFusion360で設計。
ヘッドで水を受けて、震えるように頭部上側を平らにモデリングしました。
スカルプトの「エッジを挿入」コマンドを使用してモデリングしてます。
頭部下側にタングステン球をはめ込んでウェイトとします。
整形ウェイトとか使えるとかっこよくできそうですね。
後部側は空気室を大きめに設けて、尻上がりの姿勢を狙います。
組み立て
組み立ては、ヒートンを3つねじ込んで、ウェイトをはめ込むだけです。
クランク等と比較すると、リップやワイヤーアイを取り付ける必要がないことから、非常に簡単です。
また、精度も気にすることなく、適当にやれば、組み立てが完了します。
トップウォーターなどとともに、初めて、3Dプリンターで作るのに適したルアーの一つですね。
サイズは30mm程度と、市販のバイブ、例えばリバーブ等と比較すると、一回り小さく製作しております。
せっかくなので、市販のルアーに無いサイズのルアーを作るほうが良いと思いますし。
まとめ
泳がせてみると、前後のフックが絡みやすかったので、両方とも、横アイにして、スプリットリング1個仕様の方がよかったと感じました。
アクションは、強めのジャークで、ブルブル震える感じで、なかなかおいしそうな動きをしておりました。
フォール姿勢は、問題ないのですが、フォール速度は市販のルアーより若干ふわっとゆっくり落ちる感じで、もう少し重量があったほうが良いのかなという印象です。
この辺は、テストした結果から、もう少し追い込んでいきたいですね。
前回の大会にも試作品を持っていったのですが、そもそもボトム用のロッドも持参しておらず、使用するような機会がなかったので、次回の釣行では、テストしてみたいと思います。
日本の部品屋のヒートンは、ねじ込んでいる途中にねじ切れるようなことがなく、非常に信頼性の高い部品ですね。安物は、ねじ込んでいる途中で、ねじ切れて、ルアーが台無しになってしまうので注意が必要です。
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