前回に引き続き、自作ルアー塗装ネタを紹介したいと思います。
今回紹介するネタも、1310KF WORKSさんに教えていただいたものなんですが、ルアーにメッキ調のシルバー塗装をするための塗料です。
ただ塗るだけで、メッキを掛けたような高品質なシルバー塗装が可能な塗料ということで、試してみたところ非常に良好な結果を得られたことから紹介させていただきます。
ガイアノーツ プレミアムミラークローム
ガイアノーツの「プレミアムミラークローム」という塗料です。
メッキ調のシルバー塗装をするための塗料で、価格は30mlで1500円となかなか良いお値段します。
また、エアブラシでの使用に適した濃度にあらかじめ調整されており、そのまま塗装できるようになっています。
ただし、溶剤が強めのものを使っているようで、希釈にはツールウォッシュという洗浄用のものを使うところが通常の塗料とはちょっと異なっているようです。
溶剤が強いということは下地を侵す恐れがあるため、あまり厚く吹かない方が良いようです。
また、トップコートを掛けてしまうと、逆に輝きが失われてしまう可能性があるということでルアーの塗装には少し制約が出てしまいますね。
テスト塗装
ガイアノーツの「イージーペインター」で早速塗装してみました。
まずは、試しに白色のプラ板に塗装します。
切り出したままで、特に表面を紙やすりで下地処理したりはせずに、そのまま塗装してみます。
塗装した結果が下の写真です。
プラ板の塗装面が鏡面のようになっており、下のカッターマットがしっかり写っているのが分かりますね。
かなりきれいなメッキ調の塗装ができることが分かりました。
ルアーに塗装してみる!
そこらへんに転がっていた、クランクの試作ブランクに塗装してみました。
特に表面処理はせずにそのままのブランクに塗装してみます。
3Dプリンターによる積層痕が目立ちますが、非常にきれいなメッキ塗装ができました。
塗膜も十分強く、通常のMrカラーと同程度の強さは確実にあります。
いい加減な表面処理でも、しっかりと鏡面のような仕上がりになるのは非常に良いですね。
私のような手抜きルアービルダーには最適な塗料です笑
背中にメタリックブルーを吹いて、青銀カラーにしてみました。良い感じです。
真昼間の渋ーい時間帯に効きそうなカラーになりました。
積層面が目立つ部分はちょっとあれですが、まあ十分な仕上がりを得ることができたかなあと思います。
ミノーなんかだとアルミ貼りの代わりに使えそうなので、今度ミノー作ったら使ってみると面白そう。アルミ貼り面倒であまり好きではないなのでこれは助かります。
また、応用として、背中側だけ吹いて、腹側を透過させるようなカラーも簡単に作れちゃいますね。この辺は、樹脂製の3Dプリンタールアーの利点だと思います。
まとめ
今回は、簡単にメッキ調の塗装ができてしまう、ガイアノーツの「プレミアムミラークローム」を紹介させていただきました。
ちょっと値段は高いですが、高品質なメッキ調塗装が実現できるなかなか便利な塗料だと思います。今後のルアー製作でどんどん活用していきたいと思いました。