Fusion360と3Dプリンターでワカサギ釣り用のリールを作成するぜ!その3

年末年始の休みも終わり、今日は初出社でしたが、ほとんど働いていないのに、どっと疲れが出た一日でした( ´∀`)体がなまりきってますね。

さて、ワカサギリール製作企画ですが、前回までに3DCADFusion360で製作したデータを、順次3Dプリンターで出力して組み立てて行きます。

スプールの組み立て

まず始めにスプール関係の部品を出力します。

出力した部品(スプールとノブ)がこちらです。

ABS樹脂製ですので、冷えて収縮して寸法が狂っているので、手間をできるだけかけないよう必要最低限の加工をしながら組んでいきます。

あまり手間をかけると、3Dプリンターで手軽に作る意味がなくなってしまいますので。

ワンウェイクラッチ挿入

スプールにワンウェイクラッチを挿入します。

寸法ギリギリに作ったので、手ではさすがに挿入できませんでした。

いろいろ考えた結果、損傷させないよう布で包んで万力に挟み込み、圧入しました。

ちなみに収縮しすぎて狭くなっている部分はノギスで計りながら事前にやすりで削って若干の調整をしました。

結果、ワンウェイクラッチが歪んだり、スプールにひび割れが入ることなくうまくいきました。

これでワンウェイクラッチが滑って空転することはないでしょう。

ハンドルノブの取付

スプールにハンドルノブを取り付けます。

スプール外側の部品に、ネジを切ります。

ねじ切りは、写真のタップを使って行いました。

タップでネジ穴の溝を部品に彫っていきます。

他のネジで取り付ける箇所もすべてこの方法でネジ穴を作っています。

ネジ穴を開けたら、裏からネジを通します。

ハンドルノブの部品をネジに取り付けたらノブの完成です。

ノブは二重構造になっており、2つのパーツで構成されております。

ノブの内側のパーツでネジを締めてありますので、外側のパーツは自由に回転する構造になっています。

スプール組立

各部品を組み立てます。

すべての部品のネジ穴をタップして、ネジで組み上げます。

また、軸の部分は、6mmの真鍮棒がスムーズに入るよう、スプールの両側面の部品の穴を収縮したぶん広げています。

ABS樹脂はどうしても縮んでしまい、ある程度精度が必要な穴径などは、かならず微調整する作業が必要になりますね。

ちなみに、ネジは低頭タイプのネジを使用しております。

露出しても、見栄えが良いのと、出っ張りが少なく他の部品に干渉したりしないため、使用してます。

皿ネジなどのホームセンターとかに一般に多く出回っているネジと比較すると高価ではありますが、製品のコストをそこまで考慮しない一点物の自作品ですので便利さを優先して使用してます。

ということで、これでスプールの完成です。

まとめ

ワカサギリールの内、スプールが完成しました。

引き続き、各部の製作を続けていきたいと思います。

うまくいかないことが色々出てくるので、時間がかかりそうですが、それを含めて楽しめるのも自作の良いところですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする