引き続きワカサギリールの製作を進めていきたいと思います。
今回は、ボディ部品を作っていきます。
ボディ部の出力
ボディの各部品を出力します。
大きいものは一時間~2時間弱とか出力するのに必要となりますので、寝る前とか会社に出社する前にスイッチオンしておくと効率的です。
出力したものがこちらになります。
ボディの各部品は、重量の増加を低減するため、”インフィル”という内部の充填率を50~30%程度まで落として出力しています。
重量が半分程度まで軽減されるため、リールの持ち重りを低減できます。
写真の通り、内部が格子状に出力され空洞を作りつつ、外殻はそのまま出力されているため、ある程度強度を持ったまま、重量を軽減できるようになっています。
3Dプリンターの出力設定ってよく考えられてますね( ´∀`)
タップを使って、ネジ穴のネジを切って、組み立てたら、完成です。
透明のフィラメントはどうしても、出力の時に焦げてしまうのが難点ですね。
私の3Dプリンターの設定を詰め切れていないだけかもしれませんがだいたい焦げてしまいます。
写真のところどころにある茶色のものがフィラメントが焦げたモノです。
まあ機能に差し支えないので、そのままいきますけど。
面積広めの部品でしたが、しっかり平滑に出力されており、平行が取れてないなんてことはなく、ガタもありません。
穂先ホルダーの製作
ワカサギ釣り用の穂先を取り付けるホルダーを出力しました。
ワカサギ釣りの穂先の規格である5mmのものが取り付けられるように作っています。
穂先を取り付ける穴は若干小さく作っております。
穂先をスムーズに抜き差しできるように、5mmのドリルを使って、穴をさらっておきます。
穴を真っ直ぐ開けるため、今回は、ボール盤を使って手回しで加工しました。
ガイドの取付
次に、穂先ホルダーに糸を通すガイドを取り付けます。
ガイドは、0.7mm径のステンレス針金を使用してます。
ガイドは、ドライバーに針金を巻き付けて作りました。
こんな感じです。
穂先ホルダーにピンバイスで0.8mmの穴を開けて2液性のエポキシ接着剤で固定しました。
最後にボディとの接続用のネジ穴をタッピングしたら穂先ホルダーの完成です。
ボディ部の完成
ボディに穂先ホルダーを取り付けたら、リール下部のボディ部分は完成です。
だんだんリールらしくなってきましたね。
まとめ
これで、スプールとボディ部分が完成しました( ´∀`)
次回以降は、このリールのキモとなる、軸受周りと逆転防止機能のためのクラッチを製作していきます。
今のところ出力は一発でうまくいっておりますが、軸受周りは精度が必要となりますのでトライ&エラーを繰り返すことになるため、ここからちょっと大変そうですね。