今回は、ダイワの中級機種である、EM MS3012Hを購入して1年ほど使用してみましたので、インプレしたいと思います。
特徴
EMはエンブレムの略だそうで、十年以上前にラインナップされていた懐かしのリールから名前を継いでいるそうです。
かなり昔、TD系列のリールと一緒にラインナップされてましたね。
グレード的には、フリームスとカルディアの中間にあたります。
実売2万円を切る価格ながら、マグシールド、ザイオン、エアローター、ATDなどの機能が搭載されている非常にコストパフォーマンスの良いリールです。
購入の動機
私がこのリールを購入したのは、新たに始めたライトショアジギングに使用するリールとして選定しました。
また、ライトショアジギングだけでなく、重めの鉄板バイブなどの釣りでも使用しています。
現在は、カルディア5000の予備機として運用してますが、ラインブレイクしたときの代打要因として活躍しております。
青物はサゴシや太刀魚などラインブレイクが多いので、安価な予備リールという位置づけで重宝しております。
インプレ
このリールを1年間使ってみた感想を一言で表すと、「非常にコスパが高い!」ということでした。
軽量ボディ
中級機種にも関わらず、ザイオンボディを採用することにより、250gという軽さを誇っており、同サイズのカルディアより軽いんです。
一日ジグをしゃくり続けるライトショアジギングで、EM MSを使用することで、疲れを軽減することができました。
また、金属ボディと比較して、強度的なものが不安でしたが、まだ使い始めて1年なので、なんとも言えませんが、ライトショアジギングで狙う青物程度なら問題ないと思います。
まあ、毎日のように酷使するような使い方をしていないので、本当の耐久性はちょっとわかりませんが、たまに釣りに行くサンデーアングラーなら気にする必要はないと思います。
軽快な巻き心地
エアローターを採用しており、ローター重量が軽量化されているため、特に巻き始めが軽快です。
セオリー以上の高級機と比較すると、そもそもギア素材が違うので、やはり劣りますが、それでも、十分な回転の滑らかさです。
リトリーブの釣りでも、巻きが軽く、一定速度のリーリングがやりやすいです。
この辺は、レブロス以下の下位機種と比較すると、違いが出てきますね。
ドラグ
ドラグには、ATDという高級機に採用されていたドラグを搭載しており、使ってみた感じ、非常に良いです。なんか、シマノっぽくなった?って感じです。
スムーズに糸がでます。初動が滑らかというか。
サーモンフィッシングに使用して、良型のサーモンを掛けたりしましたが、実用的には十分な性能を持っていると思いました。
ハンドル
ねじ込み式ではなく、キャップ供回り式のハンドルです。
使用している分には、何か問題があるわけじゃないんですが、安っぽさを感じるところが確かにありますね。
ガタはありますが、実釣中にそんなものは、私は気になりません。
マグシールド
この前、サケ釣りで、川で浸水したりしましたが、水洗いだけで特に問題も発生しておらず、マグシールドの性能はなかなかのものだと思います。
ただし、メンテナンスできないのが、長期的な視点で見ると気になります。
まだ、マグシールド搭載機をばらしてメンテするところまで使い込んでないので、ちょっとわかりませんが、数年後に頻繁に調子が悪くなっても、この価格のものをメーカーにメンテ出すのは、ちょっと気が引けますね。
ラインローラー
ボールベアリングが入ってますね。
たまに掃除をしているくらいですが、特に問題は発生してないです。
水を不用意に掛けると、塩が中に入るので、洗うときは気を付けているくらいですかね。
まとめ
非常にコスパに優れた、上位機種並みの機能を搭載したお買い得なリールだと思います。
そりゃルビアス以上の機種と比べると、劣ってしまいますが、1万円代でこの性能なら十分です。
シーバスやライトショアジギングとかで、下位機種買うなら、ちょっと頑張って、このリールを買うと非常に快適です。
実際、レブロス使ってる初心者の釣り仲間にこれを貸したら、軽さと巻き心地にショックを受けてました。
普段上位機種を使っている場合の予備機やちょっと良い機種を購入してみようかという人におすすめだと思います。