夏から秋に掛けて、メインで取り組んでいるチヌ落とし込み釣り。
昨年、黒鯛工房小継防波堤玉の柄セレクション730を購入して、1年ちょっと使用してみましたので、使い勝手など紹介したいと思います。
購入動機
昨年まで、落とし込み釣りの際には、5m~6.3mまでの玉の柄を所有しており、足場の高さに応じて、使い分けておりました。
しかし、私がホームとしている四日市一文字港や霞一文字で、特に干潮時においては、玉の柄の長さが6.3mのものでも長さが不足することがあります。
その場合、しゃがんだ状態で、腕をめいっぱい伸ばして、何とかチヌをすくうのですが、風が強いときなどはかなり腕がつらい状態になります。
7mものの玉の柄であれば、普通の体勢でチヌを取り込むことができるんです。
しかし、7mオーバーの玉の柄で、落とし込みのような探り歩く釣りに使いやすい、小継のものはほとんどなく、あっても高価なため、購入を躊躇しておりました。
数年前より、大阪など関西へ遠征するようになり、南港新波止など、7mオーバーの玉の柄があると便利な釣り場に行く頻度が増えてきたこともあり、購入を決めました。
スペック
スペックは以下の通りとなっております。
全長7.25m
仕舞寸法 77cm
重量 535g
ここが良い!
圧倒的な軽さ
軽量な高弾性カーボンを使用しているということで、全長7mオーバーでありながら、535gまで軽量化されています。
重量は、通常この長さのものだと700gオーバーのものがほとんどですからね。
この軽さは、大きなアドバンテージだと思います・
取り回しも容易で、安物の5mの玉の柄よりも扱いやすいくらいです。
私は、腰痛持ちなので、腰に挿さずに、写真のようにベルトを装着して、肩に掛けていますが、この軽さは腰の負担軽減という意味でも、かなり助かっています。
ちなみに、腰痛をお持ちの方は、ちょっとカッコ悪いですが、肩掛けにするとだいぶ楽になるので、試してみてはと思います。
スムーズな振出し
非常にスムーズな振出です。非常に使いやすいです。
自分で、玉の柄を振って、送り出さなくとも、自然と伸びていきます。
7mの長尺物なので、当然、高い足場で使用するため、タモ入れ時に振出すタモの位置をミスったりするとかなり大変なことになりますので、振出し時のスムーズさは非常に助かります。
取り込み時のミス、例えばタモ入れに失敗して、もたもたしてるうちに針外れ、なんてことが減ると思います。
メンテナンスは、たまに、表面の汚れなどをふき取ってから、ボナンザを吹いて、スムーズな振出しを維持しております。
その他
細かいところですが、柄の下半分が、滑り止めのゴムコーティングがされていて、雨の日などでも、滑らずに非常に持ちやすいです。
この辺は、メーカー品の高級機ならどこもしっかりやっていますが、この製品もこのような細かい部分まで作り込んであるので、好感が持てますね。
赤の黒鯛工房のロゴがかっこいい・・・?のかは微妙ですw
ここがちょっと・・・
価格
実売4万オーバーです。
竿だと、この程度の価格でも普通に購入するのに、玉の柄って消耗品で定期的に買い替えるという観念があって、購入するときにかなり躊躇しました。
高価すぎて、イガイのエサ取りなんかには、到底使えませんw
強度
軽量に作られている分、強度は若干弱いのかなあと感じます。
折ったことはないので、実際の強度はわかりませんが、安物の玉の柄と比較すると、伸ばした時にたわむ感じがします。
当然、普通に使う分には、まったく問題はありませんけど、安物に比べ、丁寧に扱ってはいますね。
取り込んで、縮めるときに、柄に荷重ができるだけかからないようにしています。
まとめ
黒鯛工房小継防波堤玉の柄セレクション730。
7mオーバーの小継玉の柄でありながら、非常に軽量で取り回しやすく、高い足場でのタモ入れが非常にやりやすいです。
タモ入れに失敗して、バラシてしまったなんてことを軽減できますね。
高価な玉の柄ですが、自分にとっては、それだけの価値がありました。
重い玉の柄でも容易に扱えるようなパワー派の釣り人は、特に必要ないと思いますが、特に、自分のような、パワーに自信のない釣り人や腰痛持ちの方には、おススメと思います。