シーバス用3Dプリンタールアーの製作上で気づいたこと

最近シーバス用のルアーを3Dプリンターで製作し始めたのですが、シーバス用のルアーを製作するうえで、留意したほうが良い点を自分の備忘も兼ねて紹介させていただきます。

ルアーの仕様について

ルアー製作時の各仕様について、いろいろ問題が発生し、対処しております。

ボディの厚み

ボディの厚さについてですが、当初厚さを1mmに設定して製作しました。

すると、40センチ強のセイゴクラスを一本釣っただけで、ルアーに亀裂が入りました。

試作品でコーティングを2回しかしていなかったということもあるとは思いますが、根本的に強度が足りなかったのだと思います。

そこで、ボディ厚さを1.2mmにアップさせて試作品を急きょ再度作って(コーティングは3回)、2度目のテストを行い、60センチ強のシーバスを釣りましたが、亀裂などは発生せず、問題なく使用できました。

コーティング

セルロースセメント3回で試作品を製作しましたが、2本シーバスを釣って、2バラシ含め4本掛けただけで、少し浸水がみられました。

ということで、現在はコーティングの回数を6回に増やして製作しております。

これについては、実際に試作品の使用し続けて様子を見たいと思います。

製作上の問題

ルアープリント時の問題も以下のようにでてきました。

出力時の安定性

ボディの高さが高くなってきたことと、重量が増加したことから、出力時の安定性が不安定になる事象が発生しました。

写真のように、途中で傾いて出力がぐちゃぐちゃになるようなことが発生しました。

下のプレートを広く厚くするということや、ルアーのテール部分を太くして安定性を確保することで問題は発生しなくなりました。

市販ルアー並みにテールを絞ると、うまく出力時の設定を工夫しないと、出力中に倒れたり、キレイに出力しないなんて問題が出てくるようです。

ヒートンが売ってない!

シーバス用の7~12cm程度のルアー用のちょうど良い大きさのヒートン(1.3mm径)の強度の高いステンレス製のヒートンが売っていないので、大きめの1.6mmのヒートンを使用するか、強度の弱いブラス製の1.3mmヒートンを使用する必要があります。

穴の径を正確に開けてねじ込まないとブラス製はすぐにねじ切れてしまうなど使いにくいので非常に困っております。

このクラスのハンドメルアーは通しワイヤーがほどんどなので需要がないんですかね。

まとめ

シーバス用ルアーを3Dプリンターで製作するときの現時点の留意点についてまとめてみました。

引き続き製作を続けて、ノウハウをためていたいと思っております。

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