3DCADと3Dプリンターで簡単製作!管釣り用ニョロ系クランクの作り方!仕上げ編

前回、3DCADと3Dプリンターで設計したニョロ系クランクを仕上げていきます。

前回の記事はこちら↓

3Dプリンターで管理釣り場用のルアーを作る活動を始めて2年半ほどがたちました。 かなり3Dプリンターのルアーづくりが浸透してきて、3D...

私の3Dプリンタールアーを仕上げる方法は、手間をできるだけかけずに簡易な方法で仕上げる方法です。

一般的なハンドメイドルアーの手法を参考にすれば、市販並のクオリティのルアーを作ることも可能ですので、時間のある方は是非挑戦してください。

プリントパーツの加工

3Dプリンターでプリントしたパーツがこちら。

本体パーツとリップの2パーツ構成。

まずは本体側の円形のベース部分をニッパーで切除してヤスリで綺麗に整形します。

穴あけ

次に、ヒートンを刺す穴とリップアイのワイヤーを刺す穴をピンバイスで開けていきます。

ドリル径は1mm。

穴あけできたら、ヒートンをねじ込んでいきます。

ヒートンは日本の部品屋のベビーヒートンを使用してます。

サイズは最小サイズのφ1mm×長さ9.5mm

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ペンチでつかんで、ねじ込んでいけばOK。

安物のヒートンですとねじ込んでる途中でねじ切れることがあるのであまりおすすめしません。

部品屋のヒートンですとそのような心配はないので安心です。

ヒートンが途中でねじ切れるとまた作り直しになってしまいますので、ダメージがでかいです。

リップ差し込み部

リップパーツは、差し込み箇所の嵌め合いが少しきつくなるようにプリントされています。

この辺は、プリンターの性能で変わってくるのでなんとも言えませんが、フィラメントが収縮するため、設計した値通りにプリントされず、収縮により穴が狭くなってしまうため嵌め合いがきつくなってしまうようです。。

リップを差し込む前に、リップの差し込む部分をヤスリで様子を見ながら少しづつ削って、ちょうど良い塩梅になるように加工します。

最初からぴったりになるように設計しておけば良いのですが、パーツの接合箇所をヤスリで荒らすことでより接着力が増すことを期待してこのやり方をとっています。

ラインアイ

ワイヤーでラインアイを作ります。

管釣り用のルアーはステンレスの針金の#22(0.7mm)、#21(0.8mm)あたりの太さのものを使用しています。

写真のようにペンチで加工します。

これで部品が揃いました。

接着

一旦各パーツを仮組みした後、エポキシ接着剤で接着していきます。

エポキシ接着剤は、2液式のチューブ入りのものを使用しています。

接着剤は百均で購入しています。

ヒートンを一旦緩めて、接着剤を塗ってねじ込み。

リップに接着剤を塗布してラインアイを取り付けて、ボディに差し込みます。

差し込み後、リップの付け根にさらに接着剤を盛って補強しています。

ウェイトを腹部の穴に入れて、接着剤で蓋をしたら組み立て完了です。

コーティング

1日接着剤を乾燥させた後、セルロースセメントでコーティングします。

最低半日ほど時間を置いてコーティングを繰り返し、管釣り用のルアーですと6回コーティングをしています。

コーティングにより、セルロースセメントがフィラメントの積層表面を溶かして、一体化させることで強度をあげる効果があります。

セルロースセメント自体もコーティングを繰り返すことで、コーティング面を溶かして一体化することで強度が上がります。

塗装

コーティングが終わったルアーを塗装します。

GSIクレオスのミスターカラーとガイアのガイアカラーを使っています。

スプレーとイージーペインターという簡易な塗装器具を使っています。

ルアー塗装にオススメの「イージーペインター」 非常に簡単かつ安価である程度クオリティの高い塗装が可能ということで、これはぜひ購入しなくてはと思い、早速購入して試してみましたので使用感などを紹介させていただきます。

今回は、飛沫塗装を試してみました。

良い感じのつぶつぶ具合になりましたが難しいですね。

塗装したら、アイについたセルロースセメントをカッターで削り取って、スプリットリングとフックを取り付けて完成です。

スプリットリングとフックは以下のものを使っています。

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まとめ

3DCADと3Dプリンターで管理釣り場用のニョロ系クランクを作ってみました。

モデリング方法から組み立てまで、かなり簡略化して、初めて挑戦する方でも作りやすいように設計してみました。

是非興味ある方は作ってみてください。

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