前回の3Dプリンタールアー大会で見慣れないタイプのルアーを見せてもらいました。
優勝した吉田さんが製作していたスリムタイプのニョロ系クランクです。
今までまったく使ったことがないタイプのルアーで、吉田さんのルアーを見ているうちに興味がムクムク湧いてきてしまい笑、一つルアーをお借りして自分でも作ってみることにしました。
ということで今回はニョロ系クランクのスリムタイプという変わり種ルアーの製作記事になります。
スリムタイプのニョロ系クランク
これが吉田ワークス謹製のニョロルアーです。
もともとジ○クラスリムというルアーを元に作ったルアーということで、激渋の時に圧倒的な性能を見せるクランクだそうです。
ものすごく細くて、でかい魚を釣ると一発で壊れそうな感じのルアーですな。
本物は、スローフローティングのようですが、PLAで強度を保ちつつ製作するとシンキングになってしまうということで、私がABSで作るとどうなるのかを検証するという狙いもあります。
ABSで作ると、PLAと比較して同じ厚さで高い強度のものを作ることができますので、少しボディ厚を薄く作ることができます。
ジ○クラスリムというルアーは激レアハンドメイドルアーということで、とても手に入らないレアもののようなので、吉田ワークス製を基に3Dモデリングをおこないました。
3Dモデル
Fusion360でモデリングしたものがこちら。
曲げたパイプを生成して、中空にしてリップとフックアイの溝を入れただけなので、非常に手間入らず。ボディの太さをいじる余裕もないのでお手軽モデリングですね。
一時間かからずモデリングできます( ´∀`)
ボディが細くなっても、スリクラニョロ60や70を製作した時のノウハウと基本は変わらずでしたので特に困ることなくモデリングはできましたが、ウェイトを入れる余地が無いので、細かなアクションの調整が難しいですが、ボディ形状などでうまくアクションを出す練習にちょうど良い練習台だと思いました。
組立て
リップはサーキットボード製+針金アイを採用。
フックアイは、極小エイトカンを採用。
浮力をスローフローティングに設定しようとすると、できるだけリングやフックを軽くする必要があり、横アイ+リングを1個+フックとしてリング1個分重量を軽減しました。
組立てが通常の管釣りルアーと比較して精度が必要で、溝の加工などを丁寧にやらないとリップが曲がって取りついちゃったりするので、ちょっと手間でした。
アクションは、普通のニョロ系の動きですが、これが正解の動きなのかは全くわかりません笑
まとめ
今回は、スリムタイプのニョロ系クランクを試しに作ってみました。
しかし、これでは、ただの某ハンドメルアーのパクリルアーになっちゃいますので、次回はこのルアーを製作した際に得られた知見を基に自分なりに設計しなおしたルアーを製作してみようと思います。
ということで、次回はオリジナルスリムタイプニョロ系クランクを作ります。
お楽しみに!