3Dプリンターで作る管釣りルアーシリーズ、今回は小型ハイフローティングミノーです。
マジックジャーク用ミノーのスモールサイズ。
渋い時の奥の手用になればと思い作ってみました。
モデリング
サイズは、41ミリの小型サイズで、ワンフック仕様です。
以前製作した3Dミノー52F1の構造を基本的に踏襲しつつ、サイズダウンしたモデルになります。
ここまで小型になると、浮力の確保とアクションの両立が難しく、セッティングがピーキーで、各部の余分な贅肉を強度をギリギリ持たせつつ削ったり、できる限りボディを薄く作る必要がありました。
また、このクラスのボディの薄いルアーはフィラメントの素材がPLAでは、強度が足りず、ちょっと厳しいです。より薄く作れるABSを使う方が良いですね。
組み立て
リップは3Dプリンター出力品の別パーツ差し込み式。
ラインアイは針金方式。
フックアイはエイトカン方式で、縦アイの2連スプリットリング。
組み立てが少し大変でした。
小さすぎて精度を確保するのが困難というか、出力した部品の精度が足りていない状態。
3Dミノー52と同様に各部品がリップの基部に集中しているので、複雑な構造になっています。
今回は、52mmから41mmとサイズダウンしたため、さすがに部品が小さすぎて、ABSの収縮による誤差が無視できないレベルになり、ちょっと丁寧に加工をしないとアクションにばらつきが大きく出ました。
ちょっと手間ですが、やすりやドリルで丁寧に加工する必要がありました。
組み立てを雑にやって、ウェイトやリップをしっかりセンターに取り付けないと真っ直ぐ泳ぎません。
サーキットボードを使えば精度の問題は解消できますが、結局サーキットボードの加工手間が掛かるので、どっちにしろ時間が掛かりますね。
目玉は最近お気に入りの平面アイタイプです。
スモールサイズということもあり、可愛いデザインになりました(´・∀・)
アクション
ブリブリと動くタイプの強めのアクションで、アピール高めの設定です。
スモールサイズのミノーとして普段使っているステ○ルとの使い分けを意識しています。
ス○ィルは弱いアクションなので、自作の方を強めにして状況に応じてという感じです。
重量が1gちょっとしかないので、飛距離に難がありますが、飛行姿勢は良く、飛ばないということはありませんでした。
まだ本格的にテストはしていませんが、試作品をフォロワーの吉田さんに使ってもらい早速釣ってもらったので、全く釣れんことはないと思います笑
まとめ
3Dプリンター製ハイフローティングタイプの小型ミノーの製作記事でした。
このサイズのルアーを安物3Dプリンターで作るには、精度が足りず組み立て手間が掛かるため、手間がかからない精度の良い出力方法を模索していきたいですね~(*´∀`)