今回は、釣りに全く関係ないんですが、友人に3Dプリンターでクッキーの型の製作を頼まれまして・・・
適当でいいよー!とは言われているものの、いい加減な代物を製作して渡すわけにはいかないわけで、最低でもちゃんとクッキーが作れるクッキー型を作る必要がありますよね。
ということで、クッキー型を試しに試作して、実際にクッキーが作れるか試してみました。
せっかくなので釣り人らしく、釣り・・・今回はエリアフィッシングに関係するものをモチーフに選んで試作してみました。
お絵描き
まずは、クッキーの型のデザインをします。
20年ぶりくらいにちゃんとした?・・・ちゃんとしてないですが・・お絵描きしました。
管理釣り場をモチーフとして、ニジマス、クランク、ニョロ、スプーンの4つ。
パソコンでちゃちゃっとお絵描き。デザインはこの後3Dキャドに取り込んでモデリングし直すので雑に書いても大丈夫です。
私の絵のへっぽこさだとそもそも時間かけても良いものができるとも思えないので一つ10分程度で殴り書きしていきます。
モデリング
描いたデザインを3DCADソフト、Fusion360に取り込んでトレースしていきます。
スケッチを開いて、絵をトレースします。ここでしっかりトレースすればよいので、下書きは雑で良いのです。
描いた絵を、スケッチのオフセット機能で外側に3回広げて、内枠と外枠の2つのパーツを押し出し機能でモデリングします。
外側の型
内側の型
全体
外側の型で、クッキーを切り抜いて、内側の型を押し付けて模様をつけるわけです。
2つの型は、0.5mmほど隙間を設けてスムーズに重ねられるようにしました。
外側の型は10mm程度、内側は4mm程度の高さで押し出してます。
内側の型は、穴になる部分は、クッキーの生地が挟まって取れなくなった時に除去しやすいよう穴を開けてあります。
4種類作ったのは、簡単なデザイン~複雑なデザインを試作して、クッキーを型抜きする際にどのようなデザインだと型抜きしやすいかを検証するためです。
CADの操作に慣れてる人なら、1個30分程度あれば作れます。
プリント
プリント時の注意点として、クッキーの型は作りたいデザインを反転させた物が必要ということです。
内側の型をハンコのように押し付けて模様を作るので、鏡写しになってないといけません。
なので、プリント時にスライサーソフトで左右を反転させてプリントします。
クッキー作り
作った型でクッキー生地を型抜きしていきます。
検証の結果、ある程度複雑なデザインでも問題ない感じ。
一番複雑なニジマスでもきれいに型抜きできました。
ただし、ニョロは型から抜く際に細いため曲がりやすく抜きにくかったです。
スリムすぎるのは型抜きが難しくなりそうです。
それと、複雑なデザインだと、打ち粉を打っていても時折クッキー生地が中に入り込むため、定期的につまようじなどで除去する必要がありました。
手間なく楽に作るならデザインは極力シンプルにって感じですかね。
ということで、管釣りクッキー完成です。
味は・・・普通でした笑
無難においしいクッキーです笑
まとめ
3Dプリンターでクッキー型を作成
特に、問題もなく型抜きできてしまい、拍子抜けしましたが・・・
結論としては、細長かったりするような型から外すときに変形しやすい形状を避ければ特に問題なさそう。
デザインを複雑にすると、生地が狭い箇所にたまに詰まってしまい掃除しないといけないですが、型抜き自体は今回作ったレベルの複雑さなら問題なく可能という感じでした。
たまにはこうやって、釣り好きの彼女や奥様へのプレゼントにクッキー作ってみるってのも良いかもしれませんね。今月ホワイトデーですし。
需要があるようなら、メルカリに放出しようかな・・・?あるわけないか笑
メルカリに出品してみました!