ここ最近夏の釣り物の定番としてすっかり定着してきた感のあるタコ釣り。
最近はオクトパッシングとかなんとか言われておりますね。
私も8年前に始めてから、年に数回ではありますが、落とし込み釣りの合間等に楽しんでおります。
今回は、タコ釣り用のロッドについて紹介したいと思います。
目次
タコ釣り用ロッド
タコ釣りを始めてから、写真のようなタコ釣り用の安い竿とリールをずっと使い続けていました。
とにかくぶっとくて硬い竿と、重くて丈夫な感じだけど、精密感のない雑なリール笑の組み合わせ。
正直なところ、チヌ落とし込み釣りの合間にお土産としてタコをちょろっと釣る分には、これで充分です。
しかし、最近地元でチヌがさっぱり釣れないことがあり、脇役だったタコを本格的に狙うようになりました。
そこで、昨年タコ用のルアーロッドを購入して使い始めたところ、今までのロッドより使いやすく釣果も伸びたと感じました。
タコ用のルアーロッドの何が良いのか?説明していきたいと思います。
タコ用のルアーロッド
タコ用のルアーロッドと書きましたが、正確に言うと『ルアーロッドのタコルアーのカテゴリーで発売されているロッド』です。
以前使っていたさきほど紹介した竿もタコ用のルアーは当然使うことはできます。
タコ用に発売されているルアーを使うことを前提に設計された専用ロッドということですね。
私の所有タックル
メジャークラフトのスカイロードのタコ用モデルを使用しています。
リールは、プロックスのバルトムという安価なベイトリールです。
私が購入した時点で、製造されていないようで、型落ちのロッドのようです。
ルアー用のタコロッドの良さ
『ルアー用のタコロッド』は専用に設計されているだけあって、当然性能も高く、使い勝手が良いです。
ロッドパワー
タコエギやタコジグで護岸際をタイトに攻めたり、ズル引いたりするため根掛かりが多い釣りです。
また、タコは吸盤で地面やストラクチャーに強烈な力で貼りつきます。
貼り付く力は、大型のものになると根掛かりしているのと変わらないくらい強いです。
よって、タコロッドには、タコを一気に引き剥がすことができるパワー、根掛かりを多少強引に外せるくらいのパワーが必要となります。
基本的には、タコ竿は安いものでもパワーに関しては申し分ないものがほとんどだと思います。
しかし、『ルアー用のタコロッド』はパワーはもちろん軽さや操作性など後述するタコ釣りに必要な要素を両立しているロッドになっており使いやすく作られているものが多いです。
操作性
タコジグやタコエギを繊細に操作できる操作性が求められます。
タコは簡単に釣れる釣りではあるんですが、ちょっと渋い状況ですと誘い方一つで釣果に差がつくといったこともよくあります。
竿先で繊細にルアーをシェイクしたり、チョンチョン跳ねさせたり等のアクションを自在につけることができると釣果を伸ばすことができます。
『ルアー用のタコロッド』は、ルアーを操作することを主眼に作られていますので、タコを引き剥がすパワーを持ちつつ、先調子で繊細なアクションをつけれるようにセッティングされています。
感度
タコのアタリは、一言で言うと『急に重くなる』という感じでしょうか?
根掛かりする場合は、何かにコンタクトした感触があって、そのまま力を加えると引っ掛かってしまうという感じですが、タコが掛かるといきなり重くなります。
また、竿先で聞いて見るとグーっと微妙に引っ張られているような感触だったり、根掛かりみたいなんだけど微妙に柔らかい感触で生命感が伝わってくることでタコのアタリだと判別できることも多いです。
ロッドの感度が良ければ、このタコのアタリをより明確に判別することができる訳です。
また、アタリが判別できずに放っておくと、タコが地面に貼り付いて剥がせなくなってしまうので、確実にタコを取り込むにはロッドの感度は重要です。
『ルアー用のタコロッド』に変えてからしっかりとタコのアタリをとれるようになりました。
軽さ
タコロッドは、かなりパワーのある竿なので、それなりに重いです。
重ければ、長時間釣りをしていると、より疲れますし、操作性や感度にも影響を与えてしまいます。
『ルアー用のタコロッド』は、価格帯にもよりますが、軽量に作られていたり、持ち重りを軽減するように設計されており、長時間の繊細なルアー操作もOK、使いやすいように作られています。
各社のロッド
近年、各社からロッドが出揃ってきてかなり充実してきたんじゃないでしょうか?
主なメーカーのロッドを紹介します。
メジャークラフト
クロステージタコモデル CRX-B722H/TACO
価格も1万円程度と廉価で、バランスのとれた性能だと思います。
スカイロードを購入する際に比較のため、店頭で触ってみましたが、軽量でパワーもありコストパフォーマンスは高いと思います。
アブガルシア
TAKOSSFIELD(タコスフィールド)TKFC-742XH-HD
そのまんまのネーミング笑、これもスカイロードを購入する際に触り比べましたが、必要十分な性能かつ価格の割にコスメが結構かっこよいのも良いと思います。
プロックス
オクトパスBC2 OTPBC2702H
釣り師の味方、安価かつコスパの高いタックルを作っているプロックスのロッド。
まとめ
近年ブームになりつつあるタコ釣り用の専用ルアーロッドの良さについて紹介しました。
自分もタコ釣りなんかそんなに難しく考えなくて、適当な道具で十分と思ってましたが、実際に使ってみると使い勝手の良さに驚きました。
まあどんな釣りでも、道具にこだわるのは楽しいものだったりしますしね。
みなさんも騙されたと思って、一度専用のルアーロッド使って見てはと思います。