最近、仕事が忙しくて3Dプリンタールアー製作が進んでいない状況。
しかし、3月も後半になり、気温も上昇してきてます。
魚も表層を意識することが多くなる季節になってきましたので、上のレンジを狙えるルアーが欲しくなってきました。
ということで、今回は、マイクロサイズのシャロークランク、棚を刻むことができるスローシンキングのシャロクラを時短手抜き作業で作ってみました。
モデリング
3Dcadでモデリングしたものがこちら。
時短作業で済ませるため、以前作ったモデルの中からノウハウが不足しておりうまく泳がなかったボツデータを適当に見繕ってベースにして作りました。
スリクラシャロー40を作った時のノウハウをフィードバックすることでうまく泳がせることに成功。
ボディは流用で、リップを適当にデザインして、内部をちょっといじっただけなので、パーツの出力や3Dモデルの細かい調整含め2時間ほどで試作品が完成。
今回の売りは、目ですね笑
自作ミノーにも使っている目です。
目を半分にカットして使っております。
シールに目が印刷されているだけのアイを200個400円程度(送料込み)で中国から格安で仕入れることができたので、これを張り付けるくぼみをモデリングしました。
ちょっと悪っぽい目付きのルアーです。
昔、バルサや樹脂で管釣りクランクを作っていた頃に良くやっていた方法で自分の中ではお気に入りの目なんです。
組み立て
組み立てて塗装するとこんな感じ。
サイズは30mmで小型サイズです。
浮力はスローシンキングになるように一応調整してみたものの、コーティング、塗装までした時点で、重量が0.05~0.08gほど足りていなかったので薄い板オモリを貼って調整しています。
一度実釣テスト後にデータをいじって板オモリ無しでスローシンキングになるように調整したいと思います。
やっぱり目が良い感じですね笑
ワンフックバージョンです。
アクションをワイドにセッティングしつつツーフックにするのは今の技術では難しいもしくは時間がかかりすぎると思われたので諦めました・・・
アクション
リップの形状は完全にあてずっぽうに作りましたが、意外と良い感じにアクションします。
幅広めのリップでキビキビ動きます。
市販のルアーとの差別化というか、単純なウォブリングアクションでは面白くないので、ロールまじりのウォブリングになるようウェイトを配置しました。
最終的には、市販シャロークランクとローテーションして使うことを想定。
まだ微調整ができておりませんが、テストでは、良好な結果が得られております。
5秒1回転のデッドスローでアクションさせることができたため、渋い状況でも頑張ってくれそうです。
まとめ
今回は、スローシンキングのシャロークランクを製作しました。
表層がメインのルアーですが、沈むので少し深い棚も刻んでいけるためいろいろな場面で使えそうな感じです。
実釣テストを繰り返して、改良を重ねていきたいと思います。