チヌ落とし込みの本格シーズンに入ってきましたね。
私はGWにやっと重い腰を上げてチヌを釣りに行ってきました。
地元はまだまだ釣れていないようでシーズンインが少し先になりそうですが、しばらくは関西に遠征しつつ様子を見ていきたいと考えております。
さて、今回はシーズンインに備えて、チヌ落とし込み釣り用の目印仕掛け製作用の便利グッズを製作したので紹介します。
目印仕掛け製作用マッチ棒切削機
無駄に長い名前ですが、まんまその通りの機械です。
設計は、特に事前に図を起こすことなく3DCADを使用して適当に書いてしまいました。
作った3Dデータを各部品毎に3Dプリンターで出力して、ネジで組み立てました。
なお、内部に4つのボールベアリングを内臓するかなり豪華な仕様になっております笑
出力材料はABSです。
ABSは収縮が大きいので、その分を設計に見込んで3Dプリンターで出力しました。
大分慣れてきて、細かい軸周りの部品を2回再出力するだけで使用できる状態まで持って来れました。
製作期間はモデリング作業が4時間くらい、3Dプリンターによる出力は寝てる間に完了、各部品の組み立て(不具合品の再出力含む)が3時間程度です。
外観
チヌ釣りは赤で用品を揃えているので赤色で製作してみました。
かっこよく・・・はないですね笑
リューターと回転軸周りの接続は、丸鋸用のリュータービットにネジで3Dプリントした部品を固定しています。
本当は回転軸周りは金属を使いたかったのですが、製作するスキルが無いのであきらめて3Dプリントしています。
使い方
小型の旋盤みたいなものです。
リューターを接続して、マッチ棒を回転軸にさしこみます。
マッチ棒は空回りしないよう、イモネジで固定します。
マッチ棒を回転させて、マッチ棒に棒ヤスリや紙やすりを当てて所定の径まで切削します。
あまり回転数を上げすぎるとマッチ棒が折れるのでちょっとコツが必要でした。
最初は金属の棒ヤスリで一気に所定の径近くまで削ってしまいます。
金属ヤスリですと表面がケバケバになってしまうので、仕上げに紙やすりを使って整えます。
紙ヤスリは専用のアタッチメント両面テープで貼りつけて使用します。
回転軸中心の下にガイドレールがついており、写真のようにガイドレールに紙やすりアタッチメントをそっとあてて、マッチがかすかにあたるようになれば所定の径に削れていることになります。
マッチ棒の端をニッパーで切断すれば完成です。
まだ慣れていないので少し太いものや細い物が混ざってますが^^;、慣れれば1つ1~2分程度で削れてしまいます。
マッチ棒の切削幅は、22mm程度です。
私は目印を長さ10mmにしておりますので、目印2個分作れます。
これを目印仕掛け用のパイプに挿入して使用します。
まとめ
今回は、目印仕掛け製作用のマッチ棒切削機を製作しました。
おそらくこんな機械を作っても需要は日本に数人もないようなマニアックな機械です。
けれど、こんな自分だけのこだわりガジェットを作るのも釣りの一つの楽しみだと思っております。
みなさんも釣り道具の自作やってみませんか?案外楽しいもんですよ!