3Dプリンターでルアーを製作する!細かいモデリングはどの程度まで出力できるの?

3Dプリンターでルアーを製作したいと考えている方が気にしているだろう事の一つとして、ルアーを3Dプリンターで出力する際にどの程度の細かい造形ができるのか?というのがあると思います。

日本のルアーって非常にリアルな造形のものが多く、魚を引き寄せるアクションの優劣だけでなく、ルアーの顔の造形のリアルさ、どれだけ魚に似せて作られているかというような部分も評価される部分ですね。

ハンドメイドルアーの世界なんかでは、さらにその傾向が強く、いかにリアルなルアーであるかというのも重要な評価基準だったりします。

なので、3Dプリンターでルアーを製作することを考えている方に対して、どの程度のレベルの造形が可能なのか、リアル系のルアーは製作可能なのか?という点は3Dプリンターを導入するか否かということを問う場合の重要な判断基準になるでしょう。

今回は、私の使用している廉価な3Dプリンターでどの程度のものが作れるのかという部分について紹介したいと思います。

モデルその1 シャロー系クランク

モデルその1です。

一応、ルアーの顔の部分を申し訳程度にモデリングしております。

しょぼくて済みません。

ただし、全長35mmの小型ルアーであり、エラの部分については、幅5mm程度の大きさです。

出力した結果がこれになります。

積層痕をそもそも消していないので、表面が荒いですが、エラの部分は一応再現できております。

顔部分の造形の凹凸の高さをだんだん低くして言って、ちゃんと造形されるギリギリの部分を確かめてみた結果、0.3mmまでは、写真のとおり顔がしっかり再現できました。

モデルその2 小型クランク

モデルその2です。

こちらは、全長25mmの超小型のクランクです。

こちらについては、まあ管釣りで使えるルアーサイズのレギュレーションを考慮すると最小クラスのプラグになると思います。

これについて、出力した結果がこちらになります。

こちらもシャロークランクと同様、積層痕が目立ちますが笑、エラ部分はなんとか再現されています。

シャロークランク同様、エラ部分の造形高さは0.3mmでここまで再現可能でした。

まとめ

顔の造形について、どの程度まで再現できるか、顔の部分の凹凸の高さを色々替えて試したところ、私の7万程度の廉価な3Dプリンターでは、0.3mm程度の凹凸であるなら、写真のレベルでモデリングしたものを再現できることがわかりました。

管釣り用の小型のルアーでここまで再現できるのであれば、バスやシーバス用のルアーのサイズであれば、かなりきっちり造形できるのではないか?と思われます。

私は、仕事などが忙しい中、手間を掛けずにルアーを製作するため、3Dプリンターを使っていることもあり、積層痕などを消さずにある意味手抜きでルアーを仕上げておりますが、当然、通常のハンドメイドルアーと同様に表面処理をしっかり施せば、かなりきれいなルアーを製作することが可能であると思います。

どうでしょうか?個人的には結構細かく造形できるんだなあという印象でした。

3Dプリンターでのルアー製作を考えている方の参考になれば幸いです。

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